2022年3月ダイヤ改正発表(3)(JR東海、山陽新幹線)
JR東海と言えば新幹線。早朝、深夜の「のぞみ」30本(臨時列車を含みます)を速達化します。これにより、定期「のぞみ」の東京-新大阪間の平均所要時間を1分短縮し、2時間28分とします。早朝や夜間の新幹線が速達化されることにより、東京での滞在時間が長くなります。名古屋での「のぞみ」と「ひかり」、「こだま」の接続を改善することによって、「のぞみ」通過駅でも全体の所要時間が短縮されます。N700Sの中には車椅子スペースが6席あるものがありますが、一部のN700Sを特定の列車に充当します。上下18本の列車がこれに該当します。
山陽新幹線では「さくら」4往復が臨時列車になります。「みずほ615号」は熊本止まりになります(終点の熊本で「つばめ」に接続します。また、一部の日は鹿児島中央まで直通します)。利用状況に合わせて「ひかり」、「こだま」の運転区間や運転本数を見直します。
在来線に話を移します。中央線名古屋-中津川間の快速、普通列車を終日8両編成に統一します。朝のラッシュ時はこれまで最大10両編成で走っていましたが、それも全て8両編成に統一されるため、輸送力が減ります。そこで平日朝のラッシュ時間に増発し、輸送力を確保します。「ホームライナー」は2往復に減り、名古屋-瑞浪間に統一します。これまで一部が通過していた鶴舞、大曽根、高蔵寺にも全て停車します。関西線の区間快速を八田と春田にも停車させます。両駅では朝のラッシュ時に使える列車が増えます。最終は繰り上がります。東海道線上りは名古屋0:20発普通大府行きが23:59発普通岡崎行きになります。中央線は名古屋0:20発普通高蔵寺行きが0:05発普通高蔵寺行きになります。関西線は名古屋23:57発普通亀山行きが普通四日市行きになります。亀山行きの最終は23:40です。
東西に長い静岡を速く移動したいときに便利な「ホームライナー」。休日も現行ダイヤでは上下合わせて6本走っていますが、その運転を取りやめます。
なお、これまで「しなの」、「ひだ」等の特急には「ワイドビュー」という愛称がありましたが、ダイヤ改正以降、その愛称がなくなります。
(追記)
臨時列車化される「さくら」ですが、当面の間は毎日運転されます。需要が少なくなったときに運休しやすくなります。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000041637.pdf、JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2021/12/page_19144.html、「鉄道ファン」2022年3月号 交友社)
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