JR東日本、新幹線に準定期列車
新幹線には毎日走る定期列車と、繁忙期など一部の日のみ走る臨時列車がありますが、JR東日本は新たな形態の列車を走らせます。
それは準定期列車。どういうタイプの列車なのかと言えば、前後を走る列車の乗車率が5割を下回るときに運行を取りやめることができるというものです。まもなく発表される2022年3月のダイヤ改正で登場しますが、現行の定期列車の一部をこの準定期列車に振り替えるのです。準定期列車は前後を走る列車の想定乗車率が6割以上の場合に設定されます。
定期列車が臨時列車になるというのはこれまでもありましたが、なぜ臨時列車にしないのかと言えば、臨時列車も一旦設定してしまえば、それを取りやめることができないからです。準定期列車なら前後の列車の利用が少なければ、運行を取りやめることができるのです。
ただ、これでは切符を予約してもJRの都合によってキャンセルされることになります。JRの都合でキャンセルされたら特急料金が無料などになって前後の列車に乗ることができるというのならともかく、そうでなければ利用者は迷惑を被ります。それなら、指定席の売れ具合を見て、追加で臨時列車を出したほうがよいでしょう。
結局のところ、準定期列車とはどういうものか、JRからの発表を見ないとわからないというのが正直なところかもしれません。
(参考:産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/article/20211215-ZXOFF4FJ7VN5ROB4ELINOSFZEQ/)
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