「クイーンビートル」が日本船籍に
2020年10月にJR九州高速船は「クイーンビートル」を導入しましたが、新型コロナウイルスの影響で、本来予定していた釜山への航路に使えません。日本船籍なら国内線に転用することができますが、「クイーンビートル」はパナマ船籍なので、国内で使うことができません。その後、2021年3月に国交省から船舶法3条に基づく沿岸輸送特許を受け、遊覧には使うことができるようになりました。
しかし、新型コロナウイルスの影響が続く中、国際航路復活の見通しが立っていません。そこでJR九州高速船は、「クイーンビートル」の船籍をパナマから日本に変える手続きをすることにしました。船籍港は福岡市に置くこととします。このことにより、国内航路でも何の問題もなく運航することができるようになります。船籍移行は2月下旬から3月上旬にかけて行われます。
さて、その「クイーンビートル」ですが、今でも国内遊覧運航はできます。そこでJR九州高速船は、1月7日に、秋開業予定の西九州新幹線の海上輸送を見ることのできるツアーを行います。当日は11:30ごろに博多港国際ターミナルを出て、玄界灘にいる西九州新幹線の車両(大村車両基地へ運搬中のもの)を見るというものです。車両運搬船の周辺には約30分いて、約3時間で博多港に戻ってきます。値段はスタンダードクラスで大人15000円、ビジネスクラスで大人20000円です。なお、車両運搬船のルート、時刻等については非公開であり、また輸送日が変更された場合や、当日の天候等の事情で洋上での車両見学が難しい場合は、ツアーを中止します。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2021/12/16/211216_QUEENBEETLE_nihonseki.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2021/12/20/211220_queen_beetle_kamome_watching.pdf)
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