市民団体が新県立ホール目の前の新駅の設置に反対
牟岐線徳島-阿波富田間の新駅についての続報です。
新県立ホールのほか、市役所などの官公署が多く、徳島県で3番目の利用者が見込めると言われているこの新駅の設置に反対する市民団体があります。なぜその市民団体が駅の設置に反対するのかと言えば、隣の徳島駅から600メートルと近く、駅の建設が無駄だというのです。駐車場が減ってしまうのも問題だというのです。
車がなく、ある程度鉄道を使い、しかも健康な人なら600メートルぐらい歩くことができるでしょう。しかし世の中、そんな人ばかりではありません。600メートル歩くのも面倒な人が世の中にはたくさんいます。その時点で車に乗っていくのが決まります。徳島駅からバスを走らせたら良いのかもしれませんが、徳島駅の乗り換えで歩き、しかもバスが都合よく走ってくれるとは限りません。徳島駅より新駅のほうが駅の構造は単純なので、新駅で乗り降りするほうが楽です。高徳線、徳島線と牟岐線との接続をよくすることのほうが重要です。
駐車場が減ることを心配していますが、街中だからこそ車に頼らなくても済むような街づくりにしないといけません。障害者などは公共交通機関では行きづらいでしょうから、そういう人には駐車場を確保し、元気な人は公共交通機関を使ってもらえば良いのです。幸い、牟岐線も阿南までは鉄道の利用者が多く、列車も30分間隔で走っています。鉄道がある程度使えるところには投資を行い、車を利用できる人にも公共交通機関を使ってもらうような取り組みが必要でしょう。
(参考:朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASQ1G75HTQ1DPTLC00V.html)
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