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常磐線に様々な臨時列車

 21日のことですが、JRグループから春(3月1日から6月30日まで)の臨時列車についての発表がありました。その中でJR東日本の臨時列車が気になったので、それを取り上げていきたいと思います。

 早春は日本三名園、偕楽園の梅が見ごろを迎えます。それに合わせて臨時駅の偕楽園を開設します。しかし、偕楽園は下りしか停車しない駅なので、仙台方面から直接行くことができません。そこで運転される列車が、仙台発偕楽園行きの特急「ひたち92号」、3月5日に走ります。E657系10両編成です。当日は仙台を8:36に出て、水戸に11:59に着きます。水戸からは快速「水戸偕楽園号」になり、偕楽園のひとつ上野寄りの駅、赤塚まで行って折り返し(赤塚では乗降できません)、下り線を偕楽園まで走ります。偕楽園到着は12:27です。偕楽園まで乗る人は赤塚までの乗車券が必要になります。快速「水戸偕楽園号」は全車自由席です。水戸から偕楽園までのみを利用する人はグリーン車には乗車できません。大宮からは3月5、6日に武蔵野線経由の特急「水戸梅まつり号」が運転されます。ダイヤは大宮8:08発勝田10:02着、勝田13:53発大宮15:55着。E653系7両編成で、全車指定席です。下りのみ偕楽園にも停まります。大宮-勝田間(武蔵野線経由)には国営ひたち海浜公園のネモフィラの見ごろに合わせて、特急「春の絶景ネモフィラ号」が走ります。ダイヤは大宮8:16発勝田10:07着、勝田16:24発大宮18:14着。 E653系7両編成で、全車指定席です。4月中旬から5月上旬のネモフィラの見ごろに合わせて走りますが、具体的な運転日は3月下旬ごろに発表されます。浜通りが桜の開花を迎える4月2、3日には、八王子からいわきまで武蔵野線経由で直通の特急、「いわき」が走ります。4月2日は八王子からいわきまで行き、3日はいわきから八王子に戻ります。E653系7両編成で、全車指定席です。

 常磐線からほかの地域に行く列車もあります。5月7日には日光に行く特急「常磐日光号」が走ります。水戸線経由です。ダイヤは高萩7:13発日光10:49着、日光18:07発高萩21:12着です。E653系7両編成で、全車指定席です。4月9日には日本さくら名所100選に数えられる「白石川堤一目千本桜」を車内から見ることができる臨時列車も走ります。特急「宮城・福島花めぐり号」です。ダイヤは水戸7:54発福島12:30着、福島15:54発水戸20:47着です。岩沼で折り返します。E653系7両編成で、全車指定席です。なお、車窓から桜を楽しむことができる大河原-船岡間では、速度を落として運転します。

 この3月27日で、水郡線の全線運転再開から1年を迎えます。それを記念して、3月26、27日に快速「水郡線復旧記念感謝号」が走ります。DLが牽引する12系客車3両編成で、全車指定席です。3月26日に「水郡線復旧記念感謝1号」が水戸から常陸大子まで、「水郡線復旧記念感謝3号」が常陸大子から郡山まで走ります。翌日の3月27日に「水郡線復旧記念感謝2号」が郡山から常陸大子まで、「水郡線復旧記念感謝4号」が常陸大子から水戸まで走ります。

 また、千葉方面へ走る「B.B.BASE」については、もともと旅行商品として発売されていましたが、2021年9月から一部座席を「みどりの窓口」で発売していました。そしてこの3月から、「B.B.BASE」は全ての座席を「みどりの窓口」で発売します。旅行商品での発売を終了します。ほかの列車同様、乗車日の1か月前10時から発売します。指定席料金は大人840円、子供420円で、年間を通じて同額です。また、3月の運行からは、全ての座席で自転車を解体せずに持ち込むことができるようになります。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2021/springextratrain/index.html/、https://www.jreast.co.jp/press/2021/chiba/20220121_c01.pdf)

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