「Suica Light」
JR東日本のICカード、「Suica」。交通系ICカードの代表格です。
しかし、ほかの交通系ICカードもそうですが、購入時に500円のデポジットが生じます。利用者は交通事業者に預け、交通事業者にとってはいずれ返さなければならないお金です。ところが、JR東日本はこのたび、デポジットのない交通系ICカード、「Suica Light」の販売を開始しました。ICカードにはそれなりのコストがかかるはずなのですが、なぜデポジットを取らないのをつくったのでしょうか?
「Suica Light」は、地方自治体での交通費補助事業等で使われることを想定しています。また、6か月の有効期限を設けることによって、一定の期間内にお金を使わせるという効果もあります。よって、入金金額の払い戻しは行わず(払い戻しの手間が省けます)、再発行は行いません。修学旅行のような短期の団体旅行でも、この「Suica Light」のシステムは使えます。なお、「Suica Light」は通常の「Suica」と同じように、全国の交通系ICカードが使える鉄道やバスで利用することができます。店舗などで電子マネーとして使うこともできます。
ただし、この「Suica Light」、地方自治体での交通費補助事業等や修学旅行等の短期の団体旅行での利用を想定しているため、個人で購入することができません。地方自治体や旅行代理店等、法人のみに販売します。販売は株式会社びゅうトラベルサービスが行います。
「Suica Light」第一号は四街道市。新型コロナウイルスの影響で規制することが困難な、四街道市出身で千葉県外に居住している18歳から25歳までの学生に対して、1月下旬から「Suica Light」と四街道市の特産品等を配布します。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2021/20220112_ho01.pdf、ニュースイッチホームページ https://newswitch.jp/p/30497)
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