JR東日本、JR西日本に時差通勤定期
JR東日本は2023年春に、混雑するラッシュの時間帯を除いて利用することのできる、時差通勤定期を導入することを考えています。ラッシュ時には使えないので通常の定期券に比べて安くなりますが、逆に終日使うことのできる通常の定期券は若干値上げして、トータルでの収入は増えないようにします。なお、通学定期券は見直しの対象外です。また、同様の時差通勤定期は、JR西日本も導入することを考えています。
このような話が出てきたのは、単に新型コロナウイルスの影響で鉄道会社の経営が悪化しただけではなく、元々おかしいところがあったのが、新型コロナウイルスの影響で余裕がなくなり、矛盾が表面化したからでしょう。極めて需要の少ないローカル線と同じ話です。運賃や料金について言えば、繁忙期や閑散期でもほとんど差がなく、山手線もバスでも輸送力過剰なローカル線でも運賃はほとんど変わりません。ネットだからと言ってむちゃくちゃお得なわけではなく、結局は人的コストの高い「みどりの窓口」で切符を買うのが一番楽、ということになります。この機会に見直すことが必要です。
また、新快速などの拡充で、京阪神エリアで比較的格安の運賃が適用されている区間が現状に合わなくなっています。草津、姫路、宝塚も運賃面では大都市近郊の安い運賃が適用されません。ここについても現状に合わせる必要があるでしょう。
(参考:産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/article/20220301-B2UWGBRNSJP5JDRUSKULQ5B7VM/、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF02BSM0S2A300C2000000/、JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220316_06_kaikenn.pdf)
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