JR西日本やJR九州で割引切符見直し
全国の鉄道で値上げの話が出ていますが、JR西日本やJR九州でも値上げの話があります。とは言っても、いろいろ手続きがややこしい正規の運賃が上がるわけではありません(本来は、普通列車を利用する人が少ない地方路線を中心に運賃の値上げを行うべきですが)。割引切符を見直すことで対応します。
見直しの対象が多岐にわたり、網羅できないほどですが、簡潔に書きます。夏に九州新幹線までサービスエリアを延伸する予定の「EXサービス」は、山陽新幹線(京都と山陽新幹線にまたがる利用を含む)の発売額の見直しを行います(新大阪を基準にすると、東広島以遠が値上げの対象です)。「EXサービス」が九州新幹線に延伸する日に合わせて実施します。例えば、「EX早特」の新大阪-博多間は12000円から13140円になります(普通車指定席、平日の場合)。値上げ対象外の名古屋-博多間は14460円なので、名古屋と新大阪の差は1320円しかありません。九州新幹線で完結する区間も、値上げします。「九州ネット早特7」の博多-熊本間は3200円から3800円になります。
「e5489」専用の切符については、4月1日利用分からゴールデンウィーク、お盆、年末年始に使えないものが出てきます。新大阪-鹿児島中央間などに設定されている「スーパー早特きっぷ」などです。山陽新幹線「こだま」(新大阪-博多間)に6100円で乗ることができる「おとなびWEB早特」は、9160円になります。6100円なら5時間かかっても文句は言えない激安の切符ですが、9160円になるとありがたみはかなり薄れます。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220218_05_EX.pdf、https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220218_04_ticket.pdf、JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/info/list/__icsFiles/afieldfile/2022/02/18/220218_waribiki_minaoshi.pdf)
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