JR東日本、駅の時計を撤去
小さな無人駅でない限り、駅には時計があります。ところがJR東日本は2021年秋ごろから一部の駅で時計の撤去を進めています。
どのような駅で時計を撤去するのかと言えば、(1)乗客数が1日1万人未満 (2)老朽化している (3)更新時期が近い のいずれかの条件を満たしているもの。対象となる駅はJR東日本管内1626駅の約3割に当たる約500駅。今後10年間で時計の撤去を進めていくとのことです(一部のみ撤去する駅もあります)。
ところで、JR東日本によれば、駅の時計は高い正確性が求められるため、特殊なものとなっています。電波時計ではなく、時刻を自動で修正する機能を持っているようです。給電などのために専用の配線もいるので、配線の交換や修理などで年間4億円を使うようです。500駅での時計の撤去が完了すれば、約3億円の節約となるようです。これまでは時計は駅に不可欠なものでしたが、スマホなどが普及した現状では、駅に時計がなくても困る人が少ないので、思い切って時計の撤去を進めているようです。
(参考:「鉄道ファン」2022年4月号 交友社、Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/e66bc7b71f06a9a459d5effe14f96589c594312f)
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Comments
利用者が少ないこと
費用がかかるのであれば時計の撤去はしても良いと思います(それがJR東日本の経営方針であれば)。
しかし、時計の設置が完全に無駄とも思えません。
どうしても時計が必要であれば自治体、住民の皆さんから提案をしてほしいところです。
求められるのは以下の3つでしょう。
・市販品の大型時計
・故障時にはその表示が出るもの
・電波時計
こうすれば設置・維持費を抑える事もできるのではないかと思われます(究極、自治体負担でも出来ると思います)。
こういったケースは今後も他社で出るでしょう。
自治体や住民の皆さんがどこまで鉄道会社と話せるのか、歩み寄れるかが今後のカギとなるかと思います。
Posted by: ゆめ | 2022.03.14 10:27 PM
ゆめさん、こんばんは。
* どうしても時計が必要であれば自治体、住民の皆さんから
何ごともJRに押しつけるのではなく、自治体などが負担することを考えても良いでしょう。
また逆にスポンサーを募り、そのお金で時計を維持するのも手でしょう。
Posted by: たべちゃん | 2022.03.15 11:01 PM