TSMC進出で新駅
以前にも記事にしましたが、熊本にTSMCが進出します。これに合わせて、新駅をつくる話が再浮上しています。
その場所は豊肥線三里木-原水間。三里木から1キロほど離れた菊陽町図書館付近で、公共施設が集まっているところです。2023年10月には菊陽町総合体育館もできます。
もともと菊陽町は1999年の熊本国体に合わせて、JR九州にこの付近への駅設置を求めていました。ところが乗降客数が見込めないとして、新駅の話は進みませんでした。しかし、その後も菊陽町の人口は増え続け、この20年で約1.5万人増の4.3万人にもなりました。熊本のベッドタウンとなっているのです。これに加えて原水の北側にTSMCが進出し、今後も人口増加が見込まれます。こういう未来のあるところに駅ができれば、若い世代も定住しやすくなり、車への依存割合も減らせます。そこで菊陽町は再度新駅設置に関する要望書をJR九州に出すことにしたのです。
(追記)
2023年12月のことですが、菊陽町とJR九州は覚書を締結し、豊肥線三里木-原水間に新駅をつくることになりました。新駅は三里木から1.3キロ、原水から1.9キロのところです。行き違いが可能です。新駅は2027年春に開業する予定です。
(参考:熊本日日新聞ホームページ https://kumanichi.com/articles/566564、JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2023/12/20/231220_houhihonsen_sannrigi_haramizu.pdf、「鉄道ジャーナル」2024年3月号 鉄道ジャーナル社)
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