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地域間幹線バスについて、宮崎県と宮崎交通が対立

 宮崎県には地域間幹線バスというものがあります。宮崎交通が市町村をまたいで運行しているバスで、27路線があります。宮崎-都城間、宮崎-高鍋間、延岡-高千穂間などがあります。割合長距離を走る路線バスです。

 ところがこの地域間幹線バス、新型コロナウイルスの影響で利用者がさらに減っています。慢性的な赤字路線で、運営している宮崎交通は宮崎県と市町村に赤字の補填を求めていました。

 ところが宮崎県はその要求を断り、宮崎交通からその路線を取り上げようとしています。27路線中、24路線を取り上げようというのです。まず10月に、西都と佐土原を結ぶ路線を三和交通に変更します。このように新しい事業者に変えるほか、利用者が特に少ない路線は市町村のコミュニティバスにするなどの方策を考えています。

 もっとも、宮崎交通のような大規模な事業者から小規模な事業者に変えて、抜本的に事情が改善できるわけではありません。鉄道とほぼ並行しているような路線ならそこは鉄道に委ねて、バスは駅からの細かい輸送に専念することができますが、並行する交通機関がほかになければ、地域間幹線バスに頼らざるを得ません。
(参考:NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20220322/5060012062.html、Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/1d1dd14943950e19e194fc25a58cdcef4bb84ede、https://news.yahoo.co.jp/articles/829fad7f4b62b82206729d59bca1c4668553a745)

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