オーストリアで寝台車を増備
オーストリア連邦鉄道が運行する夜行列車「ナイトジェット」は好調のようです。寝台車を増備していますが、今後も新規路線の開設が行われ、寝台車は不足する見込みです。また、現在使用しているクシェット(簡易寝台車)の中には、1960年代や1970年代に製造されたものがあり、老朽化が進んでいます。
そこでオーストリア連邦鉄道は、バリアフリーに対応できないことから余っていた2等座席車を改造して、クシェットにすることにしました。22両を改造してつくる予定で、1両には7つのコンパートメントと1つの車椅子用コンパートメントができます。電子カードキーも採用され(クシェットと言いながら個室にもなるのでしょうか?)、Wi-Fi、コンセント、USBポートもあります。最高速度は時速200キロで、オーストリアのほか、ドイツとスイスでも走行することができます。改造されてできたクシェットは、2021年12月からすでに走っています。
(参考:「鉄道ジャーナル」2022年1月号 鉄道ジャーナル社)
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