近鉄、2024年度以降に一般車両更新
近鉄の値上げについては昨日、記事にしましたが、値上げで得た分で新たな投資を行います。2023年度から2025年度までの3年間で約860億円の設備投資を計画しています。
この中で新たに取り組むのは、老朽化した一般車両の更新。車内防犯カメラの全車両への整備など、車内防犯対策を含めて約180億円を投じます。近鉄はこれまで、「しまかぜ」や「ひのとり」といった看板列車をつくり、汎用特急も整備を進めてきました。しかし、その他の一般列車の整備は進まず、古い車両がたくさん残っています。近鉄には一般車両が約1400両ありますが、そのうち昭和40年代につくられたのが約460両、昭和50年代が約240両と半分もあります。このうち、昭和40年代の約460両について、2024年度以降、利用状況を見極めて、必要な分を順次新型車両に置き換えます。
近鉄の利用者はピーク時の1991年度に比べて、新型コロナの前でも3割減っていました。最近のダイヤ改正を見ても、減便、運転区間短縮、単編成化が続いていますので、必要となる車両数は減っています。ですから、古い車両の分を全て新型車両で賄う必要はなく、必要となる車両数はそれほどでもないでしょう。どれだけの新型車両がつくられるのかはわかりませんが、ともかく新しい車両ができるというのは悪い話ではないです。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/220415knr.pdf)
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