西武、中古車を購入?
どうしても古い車両は省エネ性能が低く、環境負荷が高くなります。できるだけ早く新しい車両に置き換えたいところです。
西武は2022年度に40000系車両を3編成導入する予定です。しかし、それだけでは足りません。2022年度末時点で西武は1227両保有していますが、そのうち無塗装でVVVFインバータ制御等の比較的新しい車両は56%程度しかなく、残り44%は古い車両です。2023年度以降、これらの古い車両の置き換えを行うことになりますが、新車で賄うことは難しいようです。そこで西武が考えているのが、他社から比較的新しい中古車を購入することによって、古い車両の置き換えを図るということです。
中小私鉄ならよくある話ですが、大手の西武です。古くなった車両を出すなら良くありますが、もらうのは珍しいです。それでは、どのような車両が欲しいのでしょうか? キーワードは「サステナ車両」です。「サステナ車両」とは、「無塗装車体、VVVFインバーター制御車両等の他社からの譲受車両」と西武は定義しています。比較的新しい車両を他社からもらうことによって、省エネを推進し、固定費を削減します。
さて、置き換えの対象となるのは、支線用の101系、飯能-西武秩父間を中心に走る4000系、かつての西武の主力の2000系といった古い制御器を搭載した車両です。2000系は大半が黄色に塗られ、昔の西武の電車のイメージです。VVVFインバータ制御車両に比べて消費電力が大きく、これらの車両の置き換えは急務です。反対に1990年代以降に登場した6000系、9000系、20000系、30000系、40000系は残ります。9000系は全塗装車ですが、VVVFインバータ制御のため残ります。
具体的にどこの会社からもらうのかは決まっていません。ただどうやら、池袋線や新宿線といったメインの路線ではなく、支線に導入する方針です。また、現在使っている車両も古いとはいえ、走行性能が劣っているわけではないため、中小私鉄に譲渡されることがあるようです。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/118570)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
「西武」カテゴリの記事
- スマホで北関東周遊(4)(2024.12.05)
- スマホで北関東周遊(0)(2024.12.01)
- スマホで北関東周遊(3)(2024.12.04)
- 埼玉県民の日で西武鉄道800円で乗り放題(2024.11.09)
- 西武鉄道の2000系が近江鉄道に(2024.11.04)
Comments