西九州新幹線並行在来線ダイヤ案
9月23日に西九州新幹線が開業すると、並行在来線の肥前山口-諫早間はどうなるのでしょうか?
通常なら、需要が少ない区間なので、JRから分離されて第三セクターになります。しかしこの肥前山口-諫早間は佐賀、長崎両県が鉄道施設を維持管理し、JR九州が運行を行う上下分離方式を採ります。2016年に与党検討委員会、佐賀県、長崎県、JR九州、国交省、鉄道・運輸機構から成る6者合意があり、新幹線開業後23年間は普通列車は現行水準程度を維持し、特急列車は開業直後は14本、その後は段階的に10本にまで減らすことになりました。
そしてこのたび、並行在来線のダイヤの概要が明らかになりました。特急は以前の合意通り上下14本に減りますが(朝夕の時間帯が中心です)、普通列車のうち26本が肥前山口での接続を考慮したものになります。平均6分以内で乗り換えることができます。これら26本の普通列車を含めて、肥前山口-肥前鹿島間の普通列車は現行よりも6本多い41本になります。肥前鹿島-肥前浜間、小長井-諫早間も2本増えます。また、電化が維持されるのは肥前山口-肥前浜間のみで、肥前浜で電車とディーゼルカーを乗り換える必要があります。ただ、朝の通学時間帯を中心にディーゼルカーが電化区間に乗り入れます。
なお、西九州新幹線や「リレーかもめ」などのダイヤは6月上旬に発表されます。
(参考:佐賀新聞ホームページ https://www.saga-s.co.jp/articles/-/846080、https://www.saga-s.co.jp/articles/-/846083、https://www.saga-s.co.jp/articles/-/246544、長崎新聞ホームページ https://nordot.app/892214212736729088)
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Comments
鹿島市の同意を得て
経営分離をすべきだったのでは
JR九州に経営維持を上回る
重い負担を求めそれは
必要な費用である以上、仕方ないと割り切る
ことで可能性はあったと考えます
Posted by: フリーダム | 2022.05.19 04:07 PM
フリーダムさん、こんばんは。
* 鹿島市の同意を得て
鹿島市の同意がなかったら、武雄温泉-長崎間の建設も行われなかったでしょう。
もちろん、上下分離になっても、利用者が少なければ、次の見直し時に廃止になるだけです。
Posted by: たべちゃん | 2022.05.20 10:22 PM