山手線の営業中の列車で自動運転の実証実験
JR東日本は、運転士のいないドライバレス運転を実現するため、ATOの開発を進めています。すでに山手線では2018年度から終電後に試験を行っていますが、この2月からは営業時間帯に試験を行っています。前後に列車が普段通り走っている時間帯において、自動運転に必要な運転機能、乗り心地、省エネ機能などの確認を行っています。
この山手線の自動運転ですが、次のステージに進みます。10月ごろから2か月程度、実際に客が乗っている営業列車で、自動運転を目指した実証運転を行います。加速・惰行・減速などの自動運転に必要な運転機能、乗り心地、省エネ機能などの確認や知見の集積を行います。駅ごとの所要時間を変えない範囲で加速や減速の時間を短くし、惰行時間を長くすることによって、省エネを図ります。2月の試験では、約12%の省エネになりました。なお、実際に営業している列車なので、通常の列車と同じく運転士が乗り、機器操作を行います。
今後、2023年春ごろからATOに対応できるように車両の改造を行い、2028年ごろまでのATOの導入を目指します。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220510_ho03.pdf)
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