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西九州新幹線、在来線と同等の1日22往復程度か?

 9月23日に開業する西九州新幹線。新幹線の「かもめ」は何往復ぐらいするのでしょうか?

 どうやら武雄温泉-長崎間を走る新幹線「かもめ」は、1日44本するようです(このほか、新大村-長崎間の区間便が3本あります)。1時間に1~2本の割合です。「リレーかもめ」は34本で、残る10本は「みどり」で補います。「みどり」は現行と同じ32本を維持しますが、そのうち「かもめ」と接続する10本は、武雄温泉で新幹線と同じホームに停まり、乗り換えしやすくします。

 西九州新幹線は各駅停車だけではなく、一部の駅を通過する速達型の便も設定します。諫早だけに停まるものと、新大村、諫早の2駅に停まるものがあります。嬉野温泉に停まるのは各駅停車のものだけで、44本中25本が該当します。通勤、通学や観光での利用に配慮して、午前中は停車本数を増やしますが、午後は2時間新幹線が来ないときもあります。なお、新大村に停まるのは、全体の8割ほどのようです。

 現在の在来線特急の「かもめ」も44本なので、新幹線になっても本数が増えないということになります。新幹線になることにより若干速くなるものの、これまでなかった武雄温泉での乗り換えが出てきます。利便性が確実に向上するわけではないので、JR九州としても正直なところ利用者はそれほど増えないと考えているのでしょう。中途半端な新幹線をつくり、しかもその解消の見込みがないのは厳しいところです。
(参考:共同通信ホームページ https://nordot.app/905059177557737472?c=302675738515047521、佐賀新聞ホームページ https://www.saga-s.co.jp/articles/-/86508ホームページホームページ https://nordot.app/905641449895149568?c=39546741839462401)

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