くま川鉄道、2025年度に全線復旧
くま川鉄道は2020年7月の豪雨で大きな被害を受けました。比較的被害が小さかった肥後西村-湯前間については2021年11月に運転を再開しましたが、根元の人吉温泉-肥後西村間は被害が大きいため、運休したままです。
しかし、残る人吉温泉-肥後西村間も復旧の見通しが立ちました。流出した球磨川第四橋梁の架け替え工事の目途が立ったためで、2025年度に運転を再開します。当初の見込みからは若干遅くなっているようです。全線復旧にかかる費用は約50億円で、見積もり段階で出ていた約46億円から若干増えるようです。
もっとも、資金分担の目途も立っています。国が事業費の97.5%を実質的に負担する大規模再開の特例支援措置が使えます。残る2.5%は、熊本県や沿線の市町村が負担します。くま川鉄道の負担はありませんが、国の特例措置を受けるため、上下分離が導入されます。自治体などが鉄道の施設や用地を保有します。
(参考:熊本日日新聞ホームページ https://kumanichi.com/articles/698845)
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Comments
くま川鉄道の復旧はすばらしい事だと思います。
地元の人が自分達で決断して運営の道を決めています。(JRに責任まで依存してしまう自治体とは雲泥の差です)
経営はいろいろ大変でしょうが、利用者の事を考え、いろんな切り口で頑張ってくれればと思います。
Posted by: ゆめ | 2022.07.03 06:57 PM
ゆめさん、こんばんは。
* 地元の人が自分達で決断して運営の道を決めています。(JRに責任まで依存してしまう自治体とは雲泥の差です)
JRの場合は、地元は何の努力もせずに、JRに負担を押しつけることしかしません。
そういうところは廃止になっても仕方がありません。社会的価値があるのなら、第三セクターにしてでも引き受けるはずです。
Posted by: たべちゃん | 2022.07.04 10:35 PM