長万部-小樽間、バスにすると4分割
北海道新幹線が全線開業すると、函館線函館-長万部-小樽間はJRから分離されます。このうち、貨物列車が走らず、純粋にローカル需要しかない長万部-小樽間については、比較的利用者の多い余市-小樽間を含めて、全区間バスに転換されます。この長万部-小樽間のバス転換後の姿はどのようになるのでしょうか? 7日にブロック会議が開かれ、転換バスのルートなどの概要が明らかになりました。
長万部-小樽間は140キロもあり、しかも直通する需要は皆無と考えられますので、(1)長万部-黒松内間、(2)黒松内-倶知安間、(3)倶知安-余市間、(4)余市-小樽間の4つにわけて考えています。まず、(1)の長万部-黒松内間については、熱郛に乗り入れない代わりに、道の駅くろまつないに停めます。また、長万部から徒歩20分かかる長万部高校への対策として、長万部温泉入口を設けます。長万部高校まで徒歩5分です。(2)の黒松内-倶知安間については、(1)同様、熱郛の代わりに道の駅くろまつないに停まります。比羅夫に相当する停留所がどこになるかは不明です。また、厚生病院や倶知安高校は倶知安から徒歩15分かかりますが、それぞれに近いところに九号線十字街、(仮)倶知安高校前を設けます。九号線十字街から厚生病院まで徒歩3分、(仮)倶知安高校前から倶知安高校まで徒歩1分です。バスの増便も考えられているようです。なお、蘭越-小樽間に高速バスを走らせる話もあります。(3)の倶知安-余市間については、小樽の通学生に考慮して、小樽まで乗り換えなしに直通するバスを走らせます。通学時間帯には、小樽潮陵高校など小樽の高校の近くに直通するバスが走ります。銀山と然別については駅に乗り入れず、国道沿いの上山道と然別(国道)に停まります。既存の駅との間には地域バスの「ニキバス」が走ります。銀山付近では無人のバスが走る話もあります。(4)の余市-小樽間については、(3)同様、通学時間帯には、小樽潮陵高校など小樽の高校の近くに直通するバスが走ります。塩谷については国道から離れているため、既存バス路線を駅前まで延伸します。なお、札幌への直通は需要の把握をしていないため、まだ走るかどうか決まっていません。
(参考:レスポンスホームページ https://response.jp/article/2022/07/11/359583.html)
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