キハ281系は9月まで、キハ183系は2022年度まで、キハ283系が定期運用復活
JR北海道の特急列車として長い間活躍してきた、キハ281系とキハ183系が引退することになりました。
まず、9月末で定期運行を終えるのは、キハ281系。現在、函館線の特急「北斗」が函館-札幌間を3往復していますが、9月30日で定期運行を終えます。10月1日からはキハ261系に代わります。以前にも記事にした通り、キハ261系に統一されるのです。なお、10月22、23の2日間、「スーパー北斗」の名前でラストランを行います。函館-札幌間で停まるのは東室蘭、ただひとつのみ(ただ時間は結構かかるようです)。車両も特急らしく8両編成です。8号車には最初につくられた試作車のキハ281-901を使う予定です。また、キハ281-901については8月下旬ごろから塗装やロゴマークを導入初期のものにします。
そして、2023年度中にキハ183系の定期運行を終えます。国鉄時代から使われ、今は石北線の特急「オホーツク」や特急「大雪」として使われている車両ですが、それが定期運行を終えるのです。代わりに走るのが、この3月まで根室線の特急「おおぞら」に使われていた、キハ283系。このまま引退するのかと思っていましたが、定期運行が復活することになりました。かつてのように高速で飛ばすわけでも、振り子機能を目一杯使うわけでもなく、ただ新しい車両というだけですが、キハ183系があまりにも古いので、利用者にとっては改善になります。
(追記)
283系のグリーン車は全て廃車になったので、石北線で使われるときは、グリーン車なしになります。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/220713_KO_183.pdf、https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/220713_KO_281.pdf、「鉄道ジャーナル」2022年10月号 鉄道ジャーナル社)
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