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阿佐海岸鉄道、3か月しかDMVを走らせていないのに売上58%アップ

 2021年12月25日に世界初となるDMVを導入した阿佐海岸鉄道。その阿佐海岸鉄道の2022年3月期の決算が明らかになりました。

 阿佐海岸鉄道の乗客数は23362人なので、前期に比べて半分以下の48%になりました。しかし、このうちの53%、12530人は、DMV運行開始後の3か月あまりの間に乗りました。DMVに乗ること自体が目的の人が多いため、全線通して乗ることが多く、またDMV運行開始に合わせて値上げされたため、旅客運輸収入は大幅に上がりました。前期の699万円から1107万円に58%も上がったのです。

 2022年3月期でDMVが走ったのは3か月あまりで、その間新型コロナウイルスの影響で外国人観光客が来ることはなく、国内も感染拡大で団体客のキャンセルが相次ぎました。経常損益は8139万円の赤字ですが、その赤字額は1割ほど縮小しました。つまり、3か月のDMVで収支が900万円改善したということです。徳島県は2021年度から2028年度まで、DMVの運行で収支が年間約1400万円改善するとみていたので、3か月で900万円という数字は良い数字とも考えられています。

 DMVでは、関連グッズも売れました。前期は約16万円しかなかった関連グッズの売り上げですが、2022年3月期は約325万円と20倍にもなりました。DMVとなった阿佐海岸鉄道は、公共交通機関というよりは観光施設のアトラクションみたいなものなので、来る人を飽きさせないようにしていく努力が必要なのでしょう。
(参考:毎日新聞ホームページ https://mainichi.jp/articles/20220714/k00/00m/040/159000c)

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Comments

観光客はとても大切な資産です。

しかし、観光客以上に大事なのは地元の人(特に、将来を担う若い世代)に愛されるDMVを作る事だと思います。

それについて阿佐海岸鉄道はもっと考えると良いでしょう。

もし、就職等で地元から離れたとしてもDMVが好きなら、経験を積んで、Uターンして、関連事業を始めてくれる可能性もあります。

その時の阿佐鉄の事業内容について提言をしてくれる人も出るでしょう。

住んだ先でDMVのPRをしてくれる人も出るかもしれません。

DMVを好いてくれる地元の人づくりもこれからは大切になるのではないかと思います。

Posted by: 小春 | 2022.07.24 09:46 PM

 小春さん、こんばんは。

* しかし、観光客以上に大事なのは

 残念ながらDMVは観光用以外には使えません。バスよりもお金がかかるのにキャパが小さいので、それなりのお金を取らなければやっていけないのです。

 地元の人のためなら、さっさと廃止にして、バスを充実させたほうが良いのです。

Posted by: たべちゃん | 2022.07.25 09:11 PM

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