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August 2022

「ラピート」にデジタル切符

 鉄道の切符をQRコード対応にする動きが出ていますが、南海も実証実験を行い、新たな切符をつくりました。

 その切符とは、「ラピートデジタルきっぷ」。8月8日から12月10日まで発売しています。南海はすでに難波・新今宮・天下茶屋・堺-関西空港間で「ラピート」に乗ることができる「関空トク割ラピートきっぷ」がありますが、そのデジタル版です。QRコードを用いて乗車券と特急券を発売するのは日本初の試みです。

 「ラピートデジタルきっぷ」は、難波・新今宮・天下茶屋・堺-関西空港間の片道、「ラピート」の「レギュラーシート」に乗ることができます。購入した日の翌日から起算して1か月以内の好きな日に乗ることができます(利用可能期間は8月9日から12月11日まで)。また、購入日の翌日から乗車5分前までなら、スマートフォン等で乗車する列車を指定できます。値段は堺-関西空港間が1100円、難波・新今宮・天下茶屋-関西空港間が1200円なので、前日までに買わないといけませんが、「関空トク割ラピートきっぷ」の1290円より安くなっています。

 なお、この「ラピートデジタルきっぷ」ですが、座席の予約は、「南海・特急チケットレスサービス」のシステムを使います。今後、このシステムを使って、特急に乗ることのできるデジタル切符の発売を検討していきます。

 さて、Visaのタッチ決済を使って泉北に乗る場合ですが、8月1日から一部取り扱いが変更されています。南海・泉北・南海フェリーに乗り継ぐ場合、「スマート好きっぷ」が適用されなかったのですが、使えるようになりました。泉北部分は運賃の支払が必要ですが、南海部分が970円から無料になるのです。わざわざ中百舌鳥で降りる必要がなくなったのです。
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/220805_1.pdf、https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/220805.pdf)

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JRはローカル線を運営するのに適していない

 JRになって35年経ちました。JRに移行するときに赤字ローカル線が大幅に廃止されましたが、JRになってからは鉄道が廃止されることは少なく、黒字路線の利益で赤字ローカル線を維持してきました。しかし、物事には限度があります。JR東海以外の5社はローカル線の状況を公開し、ローカル線の存廃についての議論を起こしています。はっきり言って、全てとは言いませんが、そのうちの一部路線については、廃止やむなしというのが正直なところです。

 ところがこの動きに異議を唱える人が2人います。ひとりは、鳥塚えちごトキめき鉄道社長。現在、北陸新幹線開業に伴って分離された、えちごトキめき鉄道を経営している鳥塚氏は、かつて第三セクター鉄道のいすみ鉄道の社長でありました。その鳥塚氏が主張するのは、高コスト体質で、やる気を出せば赤字はもっと圧縮できるはずだと言うのです。確かに人件費は第三セクター鉄道よりは高くつきます。しかし、全国有数の鉄道であるJR東日本の従業員が、ローカル線で勤務しているからと言って、給料を大幅に減らすということはできないでしょう。木更津市の人口が13.5万人いますが、久留里線沿線の人以外は、全く関係がありません。車両もローカル私鉄なら中古で許されるものの、JRならレベルの高いものが求められます。JR西日本エリアだと、新快速風の転換クロスシートが求められます。

 輸送密度が85人(2019年度)の久留里-上総亀山間はともかく、1425人の木更津-久留里間は直ちに鉄道を廃止しないといけないほど悲惨な数字ではありません。一番の問題は全国組織のJRがローカル線の久留里線を運営していることなのです。いすみ鉄道のような第三セクター鉄道であれば、コストは地元企業の水準に抑えられますし、今までは内房線などほかの路線と一緒になっていた収入も区分することができます。もし赤字でも、地元自治体が存続させる価値ありと判断すれば、補助金がもらえます。黒字路線の黒字で維持するのが当然だと言われるJRでは、できない話です。

 もうひとりは、斉藤国交相。国交省の有識者検討会では、輸送密度が1000人未満の鉄道について運行見直しの協議を始めることを求めていますが、国交相は輸送密度1000人未満のうち、半分以上は残るという見解を出しています。もちろん、輸送密度1000人未満の鉄道でも、幹線の一部を成すなど、単純に輸送密度だけで考えてはいけない区間があります。ただし、特急や貨物列車がないなど、幹線としての機能がない区間については、第三セクター化やバス転換などを考えないといけないでしょう。国交相の地元である広島県で言えば、芸備線の新見-備後庄原間を無理に維持するのではなく、三次-広島間をいかに使える鉄道にすることのほうがはるかに重要なことです。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/byline/torizukaakira/20220801-00308226、https://news.yahoo.co.jp/articles/e1bbc396bcdc2d81a6750039713b22fc57198f4c)

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五稜郭車両所、2023年3月で廃止

 五稜郭に隣接して、JR北海道の車両工場、五稜郭車両所があります。1911年に開設され、100年以上北海道を走る鉄道車両の修繕や検査を行ってきました。現在の位置には1922年に移りました。

 ところが、この五稜郭車両所、2023年3月で閉鎖されます。経費削減の一環で、残るJR北海道の車両工場は苗穂工場と釧路運輸車両所の2か所となります。

 なぜ五稜郭車両所が閉鎖されることになったのでしょうか? 五稜郭車両所では函館と札幌を結ぶ特急、「北斗」で使われるキハ281系の整備を行ってきました。しかし、9月末でキハ281系の定期運行を終えます。それを機会に、五稜郭車両所は閉鎖されることになったようです。
(参考:北海道新聞ホームページ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/713867、https://www.hokkaido-nl.jp/article/26093、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63190830U2A800C2L41000/)

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Osaka Metro、阪急、阪神、京阪等、バリアフリーのため10円値上げ

 JR東日本など首都圏では、バリアフリー整備のために10円だけ値上げする動きが出ていますが、関西ではそのような動きはありませんでした(なお、JR西日本近鉄は2023年4月に値上げを行います)。ところが、Osaka Meiro、阪急、阪神、京阪などの関西私鉄が相次いで、バリアアリーのために値上げすることを発表しました。

 Osaka Metro、阪急、阪神、京阪、神戸電鉄、山陽電鉄ともに、値上げは2023年4月1日に行います(一応、バリアフリー料金収受期間が定められていますが、期間終了後も継続予定です)。神戸高速と京阪の大津線、鋼索線は値上げの対象外です。いずれも値上げ幅は10円で、通勤定期券は1か月の場合、380円上がります(京阪は370円、山陽電鉄は360円)。子供の運賃はバリアフリー料金として10円を加算した後の大人運賃の半額(10円未満の端数は切り上げ)となります。ただし、通学定期券については、大人も子供も加算はありません。

 余談ですが、Osaka Metroは1933年の御堂筋線梅田-心斎橋間開業時から、エスカレータがあったそうです。
(参考:Osaka Metroホームページ https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20220810_osakametro_barrierfree_fare.php?_ga=2.80038992.658995649.1660358521-1474479560.1651232397&_gl=1*14w8h9a*_ga*MTQ3NDQ3OTU2MC4xNjUxMjMyMzk3*_ga_LT5TV95QB9*MTY2MDM1ODUyMS45LjAuMTY2MDM1ODUyMS42MA..、阪急ホームページ https://www.hankyu.co.jp/files/upload/topics/220803/2022-08-03_bl.pdf、阪神ホームページ https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20220803-keikakubu-barifuri-2.pdf、京阪ホームページ https://www.keihan.co.jp/corporate/release/upload/220805_keihan-barrierfree.pdf、神戸電鉄ホームページ https://www.shintetsu.co.jp/release/2022/220804.pdf、山陽電鉄ホームページ https://www.sanyo-railway.co.jp/media/1660107710.pdf)

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阪急、阪神も「ICOCA」でポイント還元サービス

 「PiTaPa」が導入されている関西の私鉄でも、クレジットカードがないといけないという「PiTaPa」の敷居の高さからか、「ICOCA」も発売しています。「ICOCA」なら、クレジットカードがなくても駅で簡単に買うことができるからです。

 JR西日本への対抗意識からか、なかなか「ICOCA」導入に踏み切らなかった阪急及びそのグループの阪神ですが、回数券廃止の代替商品として、「ICOCA」によるポイント還元サービスを行うことになりました。ポイント還元サービスの開始時期は、神戸高速線を除く阪急が2023年4月1日から、阪神と神戸高速線が9月1日からです。先ほども書きましたが、これに伴い、回数券(一部を除きます)の発売を終了します。阪急は2023年4月30日、阪神は9月30日です。

 ただ、以前にも書きましたが、回数券の代替となるポイント還元サービスの付与率は低いのです。1か月の間に11回以上使わないとポイントは付かず、しかも11回目以降付くポイントも利用額の10%しかありません(阪急は31回以上だと15%のポイントがもらえます)。明らかに回数券より悪く、昼間や休日だからと言って付与率が上がるわけでもありません。

(追記)
 同様のポイント還元サービスは山陽や能勢電鉄でも始まります。
(参考:阪急ホームページ https://www.hankyu.co.jp/files/upload/pdf/2022-08-08_i2.pdf、阪神ホームページ https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20220808-keikaku-pointo.pdf、https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20220310-tosikoutu-kaisuukenhaisi.pdf)

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武生-敦賀間に災害時緊急バス

 4日から5日にかけての大雨で、北陸線武生-敦賀間は10日まで運休することになりました。特急「サンダーバード」や「しらさぎ」は運休していますが、代わりに金沢-福井間に「ダイナスター」を増発し、21本を走らせています(8日以降の数字です。また、このほかに定期運行の2往復があります)。すでに10日までの「サンダーバード」や「しらさぎ」の切符を持っている人については、特急券さえ新たに買えば東京経由、中央西線経由、高山線経由で北陸と関西、名古屋方面とを行き来することができます。

 さて、運休している武生-敦賀間ですが、8日から10日まで、福井県が無料の災害時緊急バスを走らせています(実際の運行は福井鉄道が行います)。運賃を無料にしたのは、有料にすると、道路運送法上の許認可手続きがかかるためです。8日は国道8号線を走り、9日からは北陸道を使います。途中の停車駅はありません。ノンストップです。ダイヤは武生、敦賀ともに同時刻で出発します。6時、7時、8時はバス10台で出発し、10時、12時、14時、16時はバス5台で出発します(9日からバスが2台から5台に増えました)。17時半、18時半、20時は再びバス10台です。需要の大きさがうかがえます。これだけバスを多く使うので、何とかして早期に復旧させたかったのでしょう。

 それにしても思うのが、在来線の脆弱さ。この区間もあと2年後には新幹線が通るので、旅客に関しては何とかなるでしょう。ただし、貨物に関しては東海道線経由にしない限り、迂回路はありません。国鉄時代は在来線についても線路改良があり、北陸トンネルもそれで開通しました。JRになってからはそのような改良は、採算が問われるのでできません。明治時代のままの線路なのです。特急や貨物列車が走ったり、利用者が多かったりするような路線については、国費を投じてでも在来線の改良を行わないといけません。国道の改良をするのと同じ理屈なのです。
(参考:福井県ホームページ https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/sokou/koukyoukoutuu/kinkyu-bus.html、JR西日本ホームページ https://trafficinfo.westjr.co.jp/dat/images/kana/suigai5.pdf、Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/239e09ac865a38fdb5c105f0292373cf1d1bf19b)

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「ICOCA」エリアと「SUGOCA」エリアにまたがった定期券をつくることもできる

 JR西日本は2023年春に「ICOCA」エリアを下関まで拡大します。「SUGOCA」エリアとくっつくことになります。そうなったら、宇部-小倉間のように、「ICOCA」エリアと「SUGOCA」エリアにまたがった利用はできるのでしょうか?

 定期券ならば、両エリアにまたがった利用ができます。「SUGOCA」エリアにまたがる在来線定期券を、ICカードでつくることができるのです。ただ、定期券以外では、両エリアにまたがった利用はできません。「Suica」エリアと「TOICA」エリア、「TOICA」エリアと「ICOCA」エリアをまたがる場合と扱いは同じです。

 「FREX」、「FREXパル」も扱いも変わります。現在、新大阪-新岩国間で発売している「ICOCA FREX定期券」、「ICOCA FREXパル定期券」の発売区間を山陽新幹線全線(新大阪-博多間)に拡大します。定期券区間内に新幹線停車駅が2駅以上含まれる在来線IC定期券を持っている人は、新幹線の自動改札機にタッチすれば、定期券区間内の新幹線(普通車自由席)に乗ることができます(特急料金は、チャージ額から自動的に差し引かれます)。この「新幹線乗車サービス」の利用可能区間も新大阪-徳山間から新大阪-博多間に拡大されます。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220728_00_press_teikikenn_2.pdf)

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神戸市営地下鉄、西神車庫を廃止

 北神線が市営になったので、西神・山手線、北神線の車庫は名谷、西神、谷上の3か所あることになりました。ところが、この3つある車庫のうち、西神車庫を廃止し、名谷と谷上の2つにします。

 西神車庫が廃止されるのは2025年度の初めになります。2022年度は民間事業者に調査を委託し、廃止する西神車庫の利活用を考えていきます。実際の利活用は車庫が廃止された後の、2026年度以降ということになります。

 神戸市交通局は、西神車庫用地の一部を利活用することによって、西神中央エリアの活性化を図っていきたい考えのようです。
(参考:神戸市ホームページ https://www.city.kobe.lg.jp/documents/51085/r4kotsusyusei.pdf)

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富山地鉄、立山へ2種類の臨時列車

 4月15日のダイヤ改正で特急が消えた富山地鉄ですが、アルペンルートの観光シーズンであるため、電鉄富山及び宇奈月温泉から立山への臨時列車が走ります。

 電鉄富山からは7月20日から10月31日の毎日、走ります。立山行きは電鉄富山9:46発(休日は9:48発)で、途中、寺田と五百石だけに停まります。特急ではないので、運賃だけで乗車することができます。反対の電鉄富山行きは立山11:08発(休日は11:06発)で、こちらは各駅停車です。車両は元西武の「ニューレッドアロー」が使われます。

 7月30日から10月30日までの休日には、宇奈月温泉からの直通列車も運行します。宇奈月温泉9:05発の立山行きで、反対方向の運転はありません。途中停車駅は、新黒部、電鉄黒部、新魚津、電鉄魚津、中滑川、上市、寺田です。こちらも特急ではないので、運賃だけで乗車することができます。なお、この臨時列車は「アルプスエキスプレス」を使いますが、2号車はツアー客専用の席なので、使えません。運賃だけの客は、1号車か3号車に乗ることになります。

 なお、宇奈月温泉からの臨時列車は立山に11:05に着きます。休日は立山発電鉄富山行きの臨時列車は11:06に出るので、1分間だけですが、新旧西武の特急車両が並ぶということになります。
(参考:富山地鉄ホームページ https://www.chitetsu.co.jp/?p=62023、https://www.chitetsu.co.jp/?p=62143、railf.jp https://railf.jp/news/2022/08/01/161000.html)

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「和歌山特急ニュースター号」、復活!

 大阪バス等の「和歌山特急ニュースター号」ですが、新型コロナウイルスの影響で長い間、運休していました。その「和歌山特急ニュースター号」が、7月15日から運行を再開していたのです。

 運転を再開した「和歌山特急ニュースター号」は、1日4往復。大阪バスとクリスタル観光バスが2往復します。大阪空港と和歌山駅東口を結びますが、3往復は大阪駅を経由し、残り1往復は桜島駅、ユニバーサルスタジオジャパンを経由します。運賃は大阪空港-和歌山駅東口間が大人1500円(9月30日までは1200円)、大阪市内-和歌山駅東口間が1200円(9月30日までは1000円)で、学割、早割の設定もあります。運休する前は大阪空港-和歌山駅東口間が2400円、大阪駅-和歌山駅東口間が2200円だったのですが、再開後の運賃が妥当な水準で、元が高すぎたと思われます。
(参考:大阪バスホームページ www.osakabus.jp/news/和歌山特急ニュ-スタ-号!運行再開!-2/)

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「つどい」が5年ぶりに伊勢志摩に

 普通列車を改造してつくった、観光列車「つどい」。2013年から2017年まで伊勢市-賢島間で定期運行をしてきました。その後は湯の山線で「足湯列車」として走ったこともありましたが、最近はどうしているのか分からないような状態でした。その「つどい」が伊勢志摩に戻ってくることになりました。8月20日から9月25日までの間の8日間、「海女さん列車」として、伊勢市-賢島間を走ります。

 「海女さん列車」とはどういうものでしょうか? 「つどい」の車内に志摩の海女小屋の象徴である「いろり」の模型を設置します。志摩の海岸などの風景の写真や資料の展示も行います。また、現役の海女さんが乗車します。志摩の魅力や海女の仕事について話してもらうほか、記念撮影も行います。乗客にはあおさ汁の振る舞いや海女の衣装の体験、クイズ、抽選を行います。バーカウンターでは、志摩市観光協会が特産品の販売を行います。

 「海女さん列車」の運行日は、8月20日、27日、9月17日、18日、19日、23日、24日、25日です。伊勢市-賢島間を1日2往復します。途中停車駅は、宇治山田、五十鈴川、鳥羽、鵜方です。運賃のほか、観光列車料金として大人510円、子供250円が必要です。定員は1列車60人です。観光列車の切符は近鉄主要駅で乗車日1か月前から購入することができます。

 なお、「海女さん列車」の運行は、志摩市の鉄道利用促進事業負担金で行います。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/amasanressha.pdf)

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祝日は深名線無料

 かつて深名線というJRのローカル線がありました。あまりにも利用者が少なかったため1995年に廃止され、その後はジェイ・アール北海道バスが走っています。深川から名寄まで約120キロありますが、経由する自治体は深川市、幌加内町、名寄市の2市1町しかありません。

 その経由する自治体のひとつである幌加内町ですが、新型コロナ感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、7月から2023年2月までの祝日を中心に、「ジェイ・アールバス無料DAY」というものを実施します。

 無料の対象となる日は、7月31日、8月11日、9月19日、9月23日、10月10日、11月3日、11月23日、2023年1月9日、2023年2月11日、2023年2月23日の10日間です。ただし、財源の臨時交付金を活用した事業であるため、予定額に達すれば途中でも終了となります。また、無料となるのは、乗車または降車の停留所が幌加内町内(幌加内峠下-幌加内-朱鞠内-牧場前)にある場合です。幌加内町のみの利用の場合も無料となります。反対に、深川市内、名寄市内で完結する場合は無料とならず、通常の運賃を払う必要があります。なお、深名線のバスは幌加内で乗り換えとなるため、深川と名寄を通しで乗車しても無料となると思われます。
(参考:ジェイ・アール北海道バスホームページ https://www.jrhokkaidobus.com/wp/wp-content/uploads/2022/07/220722horokanaimuryoubasu.pdf)

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東海道新幹線、繁忙期は値上げか?

 東海道新幹線の指定席特急料金は乗車する日によって、3段階に分かれています。通常期、閑散期、繁忙期の3段階です。安い閑散期と高い繁忙期とでは、400円の差があります。

 その東海道新幹線を運営するJR東海は、ゴールデンウィークや年末年始など利用が集中する期間を分散させることを目的として、指定席特急料金の幅を広げる考えを明らかにしました。JR東日本などのように、ピーク時にさらに高い料金を設定するのでしょうか? もっとも、その東日本でも安い閑散期と一番高い最繁忙期との差は600円です。何千円も差があるならともかく、たったの600円ならピーク時を避けて利用しようとする人はあまりいないと思われます。乗車日によって指定席特急料金を微妙に変えるのではなく、正規の運賃や料金を値上げする代わりに、閑散期にインターネットで買う人に対して、格安の切符を用意したほうが良いと思います。

 さて、話は変わりまして、ローカル線の輸送密度について。JR東海で2019年度の輸送密度が2000人未満なのは、名松線、飯田線、紀勢線、参宮線の4路線です。このうち、1000人未満なのは、名松線だけです。JR東海の場合は輸送密度が路線単位でしか明らかになっていないため、全区間で輸送密度が低いのか、一部の区間だけが低いのかはわかりません。そこがわからないと正確な判断ができないのですが、JR東海は新幹線で儲かっているからでしょうか、現時点では協議会の設置を求めることはしないとのことです。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/c49c77726c91fdf4aff128f02c4bd561320341ea、朝日新聞8月5日朝刊 中部14版)

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上野で「カシオペア」の体験

 豪華寝台列車の「カシオペア」。北海道新幹線が開業する前までは、上野と札幌の間を結んでいました。今も走っていますが、乗るにはツアーに参加しないといけません。

 その「カシオペア」ですが、8月に2回、上野で乗車体験をすることができます。まず、子供向けの「day-time edition for kids」から紹介します。「day-time edition for kids」は8月13日、20日の10:30~15:30に行われます。「カシオペア」の個室体験、尾久までの往復乗車、車掌室での放送体験ができます。弁当はこだわりの駅弁と「カシオペア」の朝食として実際に提供している弁当を1つずつもらえますが、車内で食べることのできる弁当や軽食の販売も行います。食堂車では実際に車内販売で出しているアイスの提供もあります。小学生とその保護者の1組2人で申し込むことができ、各日とも先着35組限定です。値段は1組34000円(1階)、36000円(2階もしくは車端室)です。

 大人向けの「mid-night edition」は深夜に行います。8月13日、20日の1:20~4:40です。朝には終了しますので、時間には注意が必要です。「カシオペア」の個室体験、駅を消灯しての撮影タイム、深夜の駅構内を巡るツアー、JR東日本社員による座談会、構内店舗(「Bravo」)または車内で食べることのできる軽食の販売も行います。各日とも先着35組限定です。時間帯が時間帯なので、18歳以上の大人限定で、1組1人または2人で参加します。値段は1組34000円(1階)、36000円(2階もしくは車端室)です。

 この2種類のイベント、7月24日から申込を受け付けていましたが、8月4日現在、満席で申し込むことはできません。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2022/tokyo/20220721_to01.pdf)

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ニセコ町、倶知安との間に新交通システムをつくる?

 北海道新幹線が札幌まで全線開業すると、ローカル需要しかなく貨物列車のない函館線長万部-小樽間は廃止され、バスになります。しかし、この長万部-小樽間にあるニセコ町は、代わりに新交通システムをつくることを考えています。新幹線の停車駅の倶知安との間を結ぶようです。

 しかし、新交通システムやモノレールを新たにつくるとお金がかかります。新交通の広島のアストラムは西広島への延伸事業を行っていますが、7.1キロに約570億円かかります。東京ディズニーリゾートをぐるっと回るモノレールの舞浜リゾートラインの事業費は5キロで約370億円です。新交通システムもモノレールも莫大な事業費がかかるので、それなら鉄道の赤字を負担したほうがお金がかからなくて済みそうです。

 それなのになぜ新交通システム等の導入を考えているのかと言えば、倶知安とスノーリゾートを結ぶ足がバスだと、バス運転士不足に対応することができないと考えているからです。ただ、鉄道がそれなりに利用されていたならば、新幹線開業後も第三セクターの鉄道として生きることができたでしょう。需要が大きく増えるわけではないのに、なぜ多額のお金を出して新交通システムやモノレールをつくる必要があるかは、よくわかりません。何か勝算があるのでしょうか?
(参考:東洋経済ONLINE https://toyokeizai.net/articles/-/606366)

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「SANZEN-HIROBA」に5000系

 京都と大阪のほぼ中間、枚方市のくずはモールには「SANZEN-HIROBA」というものがあります。往年の名車である旧3000系が保存されています。

 2023年春、この「SANZEN-HIROBA」に新しい車両が加わります。それは5000系。ラッシュ時には5扉でスムーズに乗降することができ、それ以外の時間帯は3扉になる車両です。使われない2つの扉のところには、ちゃんと上から座席が降りてきて、座ることができます。1970年の登場以来、通勤通学輸送などに活躍してきましたが、ホームドア設置のために扉位置を統一させる必要があり、2021年9月に引退しました。この5000系のうち、先頭車の5551号車の半両分を「SANZEN-HIROBA」内に展示します。車両の塗装や座席の色など車内、車外の設備を、デビュー当時の姿に戻して展示します。座席の昇降もできます。

 また、長い間京阪で走っている2600系の先頭部分カットモデルも合わせて展示します。「SANZEN-HIROBA」には合わせて3両が展示されることになります。
(参考:京阪ホームページ https://www.keihan.co.jp/corporate/release/upload/220728_keihan.pdf)

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西武から秩父鉄道への夜行列車

 西武、秩父鉄道、日本旅行の3社は、8月1日からクロスシートの西武4000系を使った夜行列車のツアーを発売します。「臨時夜行急行『奥武蔵51号』西武鉄道線周遊・秩父鉄道線周遊 西武秩父行の旅」です。

 ツアーが行われるのは、9月17日から18日にかけて。池袋を21:14ごろに出て、豊島園、西武球場前、所沢を経て、御花畑から秩父鉄道に入ります。長瀞では夜鳴きそばの販売があり(日本旅行の夜行列車企画ではおなじみのイベントのようです)、三峰口まで行ってから、西武秩父に翌5:55ごろに着きます(途中、何駅か扉扱いをする駅があります)。「西武秩父駅前温泉 祭の湯」での入浴と朝食の後、解散になります。2日目は西武鉄道と秩父鉄道のフリー切符がもらえるので、好きなところに寄ってから帰ることができます。

 プランは3つあります。クロスシート1人分の席が用意されたプランは大人16000円、クロスシート2席占有プランは大人24000円、ロングシート2席占有プランは大人18500円です。子供はいずれも1000円引きです。1人でクロスシートを占有したい人は、クロスシート2席占有プランを2人分予約します。
(参考:西武ホームページ https://www.seiburailway.jp/file.jsp?newsroom/news/file/20220728_okumusashi51.pdf)

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