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ネット予約が基本にならないと、「みどりの窓口」を求める人は減らない

 「みどりの窓口」がどんどん減っています。JR西日本の場合、代わりに「みどりの券売機プラス」を置いている駅もありますが、その「みどりの券売機プラス」の評判が悪いのです。自ら操作するほか、オペレーターと話をしながら切符を購入することもできますが、機械の操作が難しく、オペレーターとの対応が必要な学割やキャンセルなどは時間がかかります。「みどりの券売機プラス」がひとつしかないところは、いったん時間のかかる人がいれば、後ろの比較的簡単な切符を買いたい人も待たされます。

 今更人的コストがかかる「みどりの窓口」を増やすことはできないでしょう。大体、JR西日本は「みどりの券売機プラス」の利用者そのものを減らしたいと考えています。紙の切符だと改札機のメンテナンスが要るので、紙の切符そのものを減らして、チケットレスを加速させます。当面の対策としては、オペレーターの人数を増やし、駅員に操作の補助をさせることが求められるでしょう。

 しかし、根本的な解決は、JR西日本も認識しているように、紙の切符を減らすことなのです。「みどりの窓口」や「みどりの券売機プラス」を使わなくても、インターネットでの切符の予約、インターネットでのクレジット決済もしくはコンビニでの支払ができないといけません。切符もプリントアウトした画面やスマホで済ませます。フリー切符の類もプリントアウトした画面やスマホで対応します。QRコードがあれば、自動改札でも対応できます。切符のキャンセルや変更も、インターネットで行い、駅では返金せず、代金は振り込みにすれば良いのです。また、学割については、検札で学生証を呈示させればいいのです。

 そのためには、JR全社で切符の制度を抜本的に変えないといけません。短距離はICカードでいいですが、長距離は正規料金(特に運賃)を高くして、航空機みたいにインターネットで割引切符を買うのが当たり前、というようにしないといけません。例えば、東京-大阪間の新幹線の切符を「みどりの窓口」で買うといつでも高値の2万円、インターネットだと状況によってお得になるぐらいでないといけません。条件次第では1万円を切るような設定があってもいいでしょう。今後も「みどりの窓口」に行くような人や複雑な切符を求める鉄道ファンからしっかりお金を取り、安さを求める人にもアピールできます。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/fb952a4920e0017672e4a3684570945139268f23)

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