ゴルフカートがバス
バスが必要なほどの需要はありませんが、それでも公共の交通手段が求められることがあります。そんな中、ヤマハ発動機は、ゴルフ場などで使われている低速の電動カート(4~7人乗り)を公共の交通手段として売り込もうとしています。
実際に運行をしているところもあります。場所は河内長野市の住宅地、南花台。郊外の住宅地で、古いニュータウンです。河内長野駅などへのバスはありますが、バス停がきめ細かいわけではなく、住宅地内のちょっとした移動には使いづらいです。高齢化が進む現状では、住宅地内を走る交通手段も欲しいのですが、バスでは過剰です。
そこで登場するのが電動カートですが、平日は住宅地の中ならタクシーのように乗り降りできます。1回100円です。そして土曜日は住宅地にあるスーパーを起点に、1周約4キロのコースを自動運転します。道路に埋め込まれた電磁誘導線に従って15分で走ります。乗り降りする人がいる場合や、コース上に路上駐車の車がいる場合は、自動運転では対応できず、手動運転に切り替え、地元のボランティアが対応します。実証運転の間は無料です。
ヤマハ発動機はこのような電動カートによる公共交通を全国に広めたいとしています。6月にはJAFと協業契約を結びました。JAFは観光振興などで全国600以上の自治体と協定を結んでいて、自治体とのつながりが強いです。また、全国でロードサービスを行っているため、メンテナンスが得意です。
(参考:朝日新聞8月16日朝刊 中部14版)
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