野岩鉄道、クラウドファンディングで6050型改修
浅草から日光、鬼怒川方面への快速用車両としてつくられた6050型。6050型は野岩鉄道を通って、会津鉄道の会津田島まで乗り入れました。南の端とは言え、東北まで直通していたのです。
これまで無料の速達列車として活躍してきた6050型ですが、2017年に浅草から直通の快速がなくなりました。老朽化もあり、こうなると6050型の存在意義がなくなります。新型コロナウイルスの影響で観光需要が激減したこともあり(もともと野岩鉄道の観光利用の割合は98%もあったようです)、6050型を保有していた東武、野岩鉄道、会津鉄道の3社のうち、東武と会津鉄道は運用から外し、定期運用に使っているのは野岩鉄道の1社のみです。元々3社合わせて33編成あったのですが、実際に使っているのは2編成だけなのです。
その唯一定期運用を残している野岩鉄道のみですが、クラウドファンディングの手法を使って6050型を改修することにしました。目標金額は1500万円で、All-or-Nothing形式のため、目標金額に達しない場合は改修そのものを行いません。改修を行うのは61103編成で、改修の内容は、(1)模擬運転台の設置 (2)畳座席の設置 (3)自転車スペースの整備 (4)多機能スペースの整備 です。募集金額によっては、野岩鉄道のジオラマをつくり、その中で模型の電車を走らせることも考えています。
(追記)
野岩鉄道のクラウドファンディングは、9月13日、目標額の1500万円に達しました。
(参考:野岩鉄道ホームページ www.yagan.co.jp/information/0000000869/detail.html、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGKKZO64295900T10C22A9L61000/)
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