阪急、阪神も「ICOCA」でポイント還元サービス
「PiTaPa」が導入されている関西の私鉄でも、クレジットカードがないといけないという「PiTaPa」の敷居の高さからか、「ICOCA」も発売しています。「ICOCA」なら、クレジットカードがなくても駅で簡単に買うことができるからです。
JR西日本への対抗意識からか、なかなか「ICOCA」導入に踏み切らなかった阪急及びそのグループの阪神ですが、回数券廃止の代替商品として、「ICOCA」によるポイント還元サービスを行うことになりました。ポイント還元サービスの開始時期は、神戸高速線を除く阪急が2023年4月1日から、阪神と神戸高速線が9月1日からです。先ほども書きましたが、これに伴い、回数券(一部を除きます)の発売を終了します。阪急は2023年4月30日、阪神は9月30日です。
ただ、以前にも書きましたが、回数券の代替となるポイント還元サービスの付与率は低いのです。1か月の間に11回以上使わないとポイントは付かず、しかも11回目以降付くポイントも利用額の10%しかありません(阪急は31回以上だと15%のポイントがもらえます)。明らかに回数券より悪く、昼間や休日だからと言って付与率が上がるわけでもありません。
(追記)
同様のポイント還元サービスは山陽や能勢電鉄でも始まります。
(参考:阪急ホームページ https://www.hankyu.co.jp/files/upload/pdf/2022-08-08_i2.pdf、阪神ホームページ https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20220808-keikaku-pointo.pdf、https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20220310-tosikoutu-kaisuukenhaisi.pdf)
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Comments
大口利用者のための割引(ポイント付与)が残っただけでも良かったと思います。
これが利用者に根付くかどうか、根付かないならば方向転換できるか、阪急グループの手腕が問われると思います。
Posted by: 小春 | 2022.08.11 11:34 PM
小春さん、おはようございます。
* 大口利用者のための割引(ポイント付与)が残っただけでも
今までのような金券ショップでのばら売りができなくなるのですから、本来割引の対象になる人についてはちゃんと割引できるはずですが、他社も含めてICカードの割引は渋いです。
Posted by: たべちゃん | 2022.08.13 07:51 AM