「ラピート」の50000系を「泉北ライナー」に、高野線自由席特急は11月2日まで
現在、高野線の特急の一部は、小原田車庫での特急車両移動中のトラブルにより、運休を続けています。代わりにロングシートの車両を使って、自由席特急を走らせています。通勤用の車両なので、特急料金はかかりません。
しかし、このような異常事態もあと1か月ほどです。11月1日から当面の間、「泉北ライナー」に「ラピート」用の50000系を使い、余った11000系車両を高野線用に使うことにより、自由席特急をなくすのです。11月3日から高野線の特急は本来の全車指定席に戻します。50000系を「泉北ライナー」にも使うことができるということに早く気付いておけば、早い時期に自由席特急をなくすことができたのですが、簡単にはいかない事情があったのでしょうか?
50000系が使われるのは、「泉北ライナー」のうち、平日は5往復、休日は6往復。残りは泉北12000系で賄います。特急料金はこれまでの「泉北ライナー」と同じく、520円。5号車、6号車はスーパーシートですが、それも同額の520円です。本来追加料金のかかるスーパーシートにお得に乗ることができます。
「泉北ライナー」での50000系運行開始の前に、10月30日に試乗会を実施します。和泉中央から難波に行きます。先着順にホームページ上で事前予約した人が試乗することができます。事前予約は10月3日からすることができ、100組(最大200人)乗ることができます。参加料金は運賃のみで(「PiTaPa」、「ICOCA」等の交通系ICカードでも可)、特急料金に相当するものは要りません。
しかし、話はこれで終わりではありません。11000系が使えるようになった高野線特急ですが、11月3日から23日の間、車両検査の都合により、一部の「こうや」が運休、あるいは運転区間の短縮を行います。平日のうち水曜日、木曜日は4往復中2往復が運休します(月曜日、火曜日、金曜日は4往復とも運行します)。休日は7往復中2往復が運休し、1往復が難波-橋本間の運転に短縮されます。高野山まで行くのは4往復になります。なお、難波-橋本間に短縮されるものは、列車名が「りんかん」に変わります。
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/220930_2.pdf、https://www.nankai.co.jp/traffic/info/koya_rinkan_2022.html、https://www.nankai.co.jp/traffic/info/koya_kensa_2022.html)
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