« 津和野も観光協会が切符を販売 | Main | 山陽新幹線、「オフィスシート」廃止 »

福岡空港と福北ゆたか線を結ぶ鉄道、どのルートでも赤字

 福岡市営地下鉄空港線を延伸して、福北ゆたか線(篠栗)と接続させる構想があります。接続させる福北ゆたか線の駅は原町もしくは長者原、福岡空港と福北ゆたか線の駅との間をほぼまっすぐ結ぶのか、東平尾公園(Jリーグのアビスパ福岡のホームスタジアムです)やイオンモール福岡を経由するのかによって4つのルートが考えられています。つまり、福岡空港と原町をほぼまっすぐ結ぶAルート、福岡空港と長者原をほぼまっすぐ結ぶBルート、福岡空港と原町の間を東平尾公園、イオンモール福岡を経由して結ぶCルート、福岡空港と長者原の間を東平尾公園、イオンモール福岡を経由して結ぶDルートが考えられています。

 福岡県はこの4つのルートで採算性等を試算しました。建設期間は10年、開業は2040年度、延伸区間の運賃はJR並みの200円、地下鉄並みの300円、西鉄バス並みの400円の3パターンを考えています。しかし、どのパターンでも開業して40年経っても収支がいずれも赤字となる試算が出てきました。最も赤字額が少ないのは、福岡空港と原町との間をほぼまっすぐ結ぶAルートですが、それでも150~470億円の赤字となります。

 このような試算では、地下鉄の延伸は難しいでしょう。
(参考:西日本新聞ホームページ https://www.nishinippon.co.jp/item/n/969818/、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/121432)

| |

« 津和野も観光協会が切符を販売 | Main | 山陽新幹線、「オフィスシート」廃止 »

鉄道」カテゴリの記事

中四国・九州私鉄」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 津和野も観光協会が切符を販売 | Main | 山陽新幹線、「オフィスシート」廃止 »