観光列車にもなるH100形がデビュー
JR北海道のローカル線で使われる、H100形。国鉄時代につくられたキハ40形を置き換えています。
このH100形ですが、以前にも記事にしたとおり、観光列車にもなるバージョンができました。外装には、1両ずつ線区の特色をアピールするラッピングを施します。内装も通常のH100形から変更されています。座席シート生地のデザインには、タンチョウやエゾマツなど、北海道の自然や風景をイメージした絵柄を入れています。脱着式のテーブルもあります。このテーブルには北海道産のタモ材を使用しています。吊り手にも木材を使用しています。
この観光列車にもなるH100形は、2022年度、4両を導入します。それぞれ釧網線、花咲線(根室線釧路-根室間)、石北線、富良野線のラッピングを施し、定期列車として、新得-釧路間、旭川-名寄・上川間で運行します。今のところは花咲線や富良野線は走らないようです。またこのうち、釧網線と花咲線のラッピング車両は10月末から使用を開始する予定です。続いて、2023年度にも4両を配置する予定です。それぞれ、室蘭線、日高線、根室線、宗谷線のラッピングを施します。
なお、これら8両は、国(鉄道・運輸機構)と北海道による助成、補助制度を活用しています。北海道高速鉄道開発が取得し、JR北海道に無償貸与するかたちを採ります。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/220914_KO_H100.pdf)
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