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福岡都市圏で大幅減便したJR九州に苦情が相次ぐ

 西九州新幹線開業と同時に行われたダイヤ改正で、JR九州は福岡都市圏の列車を減らしました。本数が減り、列車が短くなり、混雑が激しくなっています。このことに対する利用者の不満が強まっています。2018年3月のダイヤ改正のときも福岡都市圏の列車の本数を減らしましたが、そのときの苦情の数は1年間で約900件でした。ところが今回は、ダイヤ改正後の1か月弱の間に約900件の苦情や意見が寄せられています。この900件には西九州新幹線など、福岡都市圏以外の分も入っていますが、1か月弱で1年分の苦情が来たのです。

 JR九州としては新型コロナウイルスの影響で利用者が9割程度に落ち込み、かつ今後も回復する見込みがないとして,減便を行いました。平日の場合、列車の本数に各列車の走行距離を掛け合わせた総走行距離が15%ほど減っています。JR九州としては適正な水準にしたという考えのようですが、利用者の実感は全く違うようで、不満は強いようです。そうこうするうち、利用者は静かに西鉄などほかの公共交通機関や車に逃げてしまうのでしょう。すでにJRに見切りをつけた人もいるかもしれません。

 分割民営化のころはJR九州の経営姿勢は積極的で、乗りたくなるような列車がたくさんありました。いつのころから変わったのでしょうか? 下手に株式を上場したからでしょうか? 水戸岡氏のデザインの観光列車で溢れ、それ以外の客は客でないと認識しているからでしょうか? また、今回福岡都市圏の大幅な減便を行ったのは、地方のローカル線を減便すれば、地元自治体からいろいろ言われるので、それが少ない福岡都市圏の減便をしたのでしょう。1時間に1本減らしたとしても、トータルでは何本か減らすことができ、ローカル線よりもコスト削減効果は大きいです。しかし、誰も乗らないローカル線とは違い、福岡都市圏ではお金を払って乗る利用者がいます。そういう人は逃げてしまい、コストは減るが収入も減ることになってしまうかもしれません。
(参考:西日本新聞ホームページ https://www.nishinippon.co.jp/anatoku/question/1582/)

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