JR東日本、2024年度にQRコード改札を実用化
「Suica」の首都圏エリアでは、約95%の利用者が交通系ICカードを使っています。駅の券売機で切符を買わずに鉄道に乗ることができているのです。しかし、交通系ICカードだけで完結できる利用者ばかりではありません。長距離等では事前に「みどりの窓口」で切符を買わないといけないのです。インターネットで切符を買うことができても結局は、乗車の直前に紙の切符に引き換えないといけないのです。
そこで出てきたのは、QRコードを使った新たな乗車サービス。以前に記事にした話が前に進むのです。「えきねっと」で切符を買うときに「QR乗車」を選択すれば、アプリにQRコードが表示されます。このQRコードを自動改札機(この12月から開始する自動改札機の老朽取替に合わせて、一部の自動改札機をQR対応にします)にかざせば、事前に駅で切符に引き換えることなく、新幹線も在来線も乗ることができるのです。乗車券と特急券の利用区間が違ってもひとつのQRコードで表示されるので、例えば乗車券は上盛岡-東京都区内、特急券は盛岡-東京といった場合でも対応できます。なお、上盛岡のように自動改札機がない駅では、利用者自身でアプリ上で利用開始もしくは終了の処理を行います。
このQRコードのサービスはJR東日本の全ての新幹線と在来線。BRTによる運行区間以外、全てが対象になります。2024年度下期から東北エリアに導入し、その後拡大します。確かにこの方法だと、「みどりの窓口」に行かずに切符を手に入れることができます。自動改札機も磁気の紙の切符に対応させる必要がなく、交通系ICカードとQRコードに対応させるだけで済みます(「みどりの窓口」で発行する紙の切符も、QRコードに対応させれば良いのです)。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2022/20221108_ho03.pdf)
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