肥薩線にサイクルトレイン
2020年の豪雨で大きな被害を受け、肥薩線八代-人吉-隼人間は運休したままとなっています。地元としては何とか復旧させようとしていますが、JR九州の反応は薄いままです。そこで熊本県と地元市町村で構成される再生協議会は10月7日、利用者を増やすため、あるアイデアを出しました。
ここで出てきたのが、自転車ごと列車に乗ることができる、サイクルトレイン。観光客が利用することを狙っています。黒字に転換するには難しいですが、収入を増やすことによってJR九州に肥薩線の復旧をしてもらうために出したアイデアのようです。
このように熊本県などは肥薩線を復旧させようとしていますが、地元住民は冷めています。乗らないことが分かっている鉄道の復旧を望んでいるわけではないようです。昔は鉄道を維持するに足りる程度の需要があったのですが、九州道の開通により需要が減ったようです。残った需要はごくわずかで、バスも一部区間で運転されているだけです。第三セクター方式で熊本県や地元市町村が責任を取るならともかく、JRで存続させるわけにはいかないでしょう。下手な悪あがきはせず、使える交通機関を走らせたほうが賢明です。
(参考:朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASQB775R2QB7TIPE00S.html、https://www.asahi.com/articles/ASQB7739VQ8BTLVB008.html)
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