大井川鐵道、12月16日に金谷-家山間で運転再開&SL復活
大井川鐵道大井川本線は9月の台風15号で大きな被害を受け、バスによる代行輸送を行ってきました。その大井川鐵道ですが、12月16日に金谷-家山間で鉄道の運転を再開することにしました(千頭から先の井川線はすでに平常通り運転しています)。
それとともに、車両整備を理由に2021年11月23日の運転を最後に運休を続けていた「SL急行かわね路号」ですが、12月16日から約13か月ぶりに復活します(「きかんしゃトーマス」はこの間でも走っていました)。休日を中心に走ります。また、家山行きの「SL急行かわね路1号」は、終点の家山で、千頭行きのバスに接続します。このバスはSLに乗った人限定の予約制の急行代行バスで、千頭で井川線の列車に接続するようになっています。「きかんしゃトーマス」については新金谷発着で走らせます。家山まで走りますが、そのまま折り返し、家山では下車できません。
「SL急行かわね路号」の牽引に使われるのは、C10です。大井川鐵道が営業用に使っているSLでは最も古いものです。家山には転車台がないため、新金谷行きの上りはバックで運転します。2011年に新金谷に転車台ができてからは基本的にバックでの運転はありませんでしたが、約11年ぶりに復活することになります。
現在、家山-千頭間の代行バスは1日4往復だけですが、12月16日以降は台風の前と同じく、1日9往復に戻します。川根温泉笹間渡の代行バスのバス停を県道上から川根温泉ホテル玄関前に変更します。ホテルに行きやすくなります。なお、朝の金谷-家山間の普通列車のうち1往復(+金谷-新金谷間の区間運転1往復)を、利用状況を考慮して平日のみの運転とします。
なお、当分運休が続く家山-千頭間については、自力での復旧は難しいとして、静岡県や沿線の島田市、川根本町に支援を求める考えのようです。
(追記)
金谷-家山間の復旧に6660万円かかりましたが、このうち国と島田市がそれぞれ1/4ずつ補助します。
(参考:大井川鐵道ホームページ https://daitetsu.jp/archives/144593、中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/article/571141、静岡放送ホームページ https://nordot.app/997093987259056128?c=648454265403114593)
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