2023年3月ダイヤ改正発表(2)(JR東日本、北陸新幹線)
上越新幹線の全列車がE7系に統一されることにより、大宮-新潟間の最高速度が時速240キロから時速275キロに上がります。これにより上越新幹線がスピードアップし、東京-新潟間の最速が現行に比べて7分短縮の1時間29分で結ばれます。北陸新幹線もスピードアップし、東京-金沢間の最速が現行に比べて2分短縮の2時間25分で結ばれます。
東海道線では東京17:30発の「湘南1号」が増発されますが、東京19:48発の快速「アクティー」は上野始発の普通になり、東京20:48発の快速「アクティー」は廃止になります。快速「アクティー」は消えるようです。横須賀線ではE235系を追加投入します。南武線は小田栄6:50発尻手行きが増発されます。伊東線では一部列車が4両編成になりますが、どの車両が使われるのでしょうか?
新宿止まりの「かいじ2号」、「あずさ16号」は東京行きとなります。午前中に新宿に到着する全ての中央線特急が東京行きとなります。青梅線は河辺と青梅の新設ホームの供用を開始します。東京-青梅間の直通列車の本数は増えますが(平日は上下合わせて35本、休日は上下合わせて40本増えます)、青梅で完全に分離され、御嶽、奥多摩方面には青梅で乗り換える必要があります。「ホリデー快速おくたま」も例外ではなく、青梅で乗り換えます(青梅で乗り換えた列車も快速運転しますが、臨時列車扱いになります)。「ホリデー快速あきがわ」は廃止となります。青梅-奥多摩間はワンマン運転となります。4両編成で全ての扉から乗り降りできます。
高崎線の特急にE257系リニューアル車両が投入されます。651系から変わるようです。7両編成から5両編成に短くなり、グリーン車もなくなります。「草津」は列車名を「草津・四万」に変え、全車指定席となります。平日のみ運転される「スワローあかぎ」は、列車名を「あかぎ」に変えます。「あかぎ」は休日についても、中央線や常磐線で採用している、新たな着席サービスが導入されます。休日のみに運転している「草津32号」は約2時間繰り下げ、「草津・四万34号」として運転します。「あかぎ」や一部の両毛線直通列車で運転区間の短縮を行います。JRから東武に直通する特急は5往復に増えますが、そのうち3往復は臨時列車です。上野始発の「ひたち5号」は品川発になります。全ての「ひたち」が品川発着になります。「ときわ」の中には柏を通過するものがありますが、全て柏に停車します。水戸-いわき間でE531系5両編成によるワンマン運転を行います。日中を中心に約7割がワンマン列車になります。5両編成ですが、全ての扉から乗り降りできます。京葉線は上り快速の運転時間帯が短縮され、18時台で終了します。成田空港に直通する快速は1時間に2本走っている時間帯がありますが、これを1時間に1本に減らします。代わりに千葉-成田空港間には、8両編成の普通を走らせます。
仙山線の快速の停車駅のパターンは3種類ありましたが、これを統一し、仙台-愛子間は各駅停車になります。快速の本数は減り、上下合わせて7本になります。7時半ごろまでの早朝と22時以降の深夜は普通列車でも奥新川と面白山高原を通過します。陸羽東線は夕方以降のダイヤを見直し、古川-鳴子温泉間の運転間隔を概ね均等にします。古川では東北新幹線との乗り換えも考慮します。奥羽線福島-庭坂間の日中のバス代行輸送は終了し、日中も普通が走るようになります。東北線の盛岡地区では朝に走っている快速「アテルイ」が廃止になりますが、IGRいわて銀河鉄道との直通列車を増やします。快速「はまゆり3号」、「はまゆり4号」が東北線内各駅停車になり、それぞれ快速「はまゆり53号」、「はまゆり54号」になります。3月から全列車が通過していた山田線の平津戸が廃止になります。羽後亀田では全ての普通列車が駅舎側の1番線に発着します。特急や貨物はこれまで通り、2番線や3番線を通ります。
篠ノ井線では、E353系3両編成の臨時特急を走らせます。ダイヤは塩尻7:37発長野8:59着、長野20:47発松本21:49着です。運転日は決まり次第、発表されます。日中時間帯の「しなの」、松本-長野間の普通列車の発車時刻を揃え、パターンダイヤ化します。また、塩尻-長野間では、「しなの」や臨時特急に利用することのできる、「篠ノ井線特急料金回数券」を発売します。1か月有効で、4枚2880円です。乗車券は別途購入する必要があります。大糸線松本-有明間では、ワンマン列車を含めて、全ての扉から乗り降り可能になります。
新駅が2つ開業します。ひとつは京葉線の幕張豊砂、もうひとつは田沢湖線の前潟です。幕張豊砂は普通列車と武蔵野線直通列車のみ停まります。前潟は、駅開設によって利用者が増えると見込まれるため、平日の朝ラッシュ時に雫石発盛岡行きを1本増発します。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2022/timetable/、鉄道コム https://www.tetsudo.com/column/378/)
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