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津軽線蟹田-三厩間廃止か?

 津軽線蟹田-三厩間は8月の大雨で被災し、運休したままとなっています。盛土の流出や線路への土砂流入など13か所の被害がありました。復旧工事には6億円かかりますが、これは中小国-三厩間の2021年度の年間赤字額とほぼ同等で、輸送密度が107人(中小国-三厩間、2019年度)の区間にとっては重たい負担です。

 そんな中、久保JR東日本盛岡支社長は19日に定例記者会見を開きました。久保JR東日本盛岡支社長は、津軽線蟹田-三厩間について2023年から、青森県や沿線自治体と協議を行う方針であることを明らかにしました。廃止の可能性もあるとのことです。

 北海道新幹線ができて旅客の需要は激減しましたが、貨物の需要は依然としてあるので、中小国までは存続させないといけないでしょう。ただ、中小国から先はそのような需要もなく、単なるローカル線です。鉄道を維持しないといけない理由は特にはありません。蟹田-三厩間はこれまでデマンド型乗合タクシーなどの取り組みを行ってきました。この取り組みをフィードバックして、地域にあった公共交通機関をつくっていかないといけないでしょう。龍飛埼など著名な観光地へのアクセスも大切です。また、沿線には新幹線の駅(北海道新幹線奥津軽いまべつ)もあります。ある意味恵まれているエリアです。在来線はJR東日本、新幹線はJR北海道と違いますが、廃止の見返りでJR東日本からお金を引き出して、それを元に新幹線の停車本数を増やさせることも必要なのかもしれません。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/economy/20221219-OYT1T50196/、https://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/news/20220728-OYTNT50322/)

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Comments

地元にも観光客にも利用しやすい形が一番ですね。

(例)バス移管→バス会社任せ→経営が自治体に変わる→時刻表から路線図の表記が消え、毎日運転では無くなり、利用しづらくなる

といった事態にならないようにしっかりとした公共交通の形を作り上げてもらえたら良いと思います。

Posted by: ゆめ | 2022.12.27 11:20 PM

 ゆめさん、こんにちは。

* 地元にも観光客にも利用しやすい形が一番ですね。

 ここはエリア内に新幹線の駅も、著名な観光名所もあるので、遠方からの観光利用に配慮する必要があります。

* といった事態にならないように

 JR任せでもバス会社任せでもいけません。地元がしっかりと仕組みをつくっていく必要があります。

Posted by: たべちゃん | 2022.12.29 05:10 PM

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