東武は東上線中心のダイヤ改正、特急料金は値上げ
東武も3月18日にダイヤ改正を行います。東急と直通する、東上線が中心のダイヤ改正です。
東急新横浜線、相鉄新横浜線の開業により、東上線は東海道新幹線の新横浜まで乗り換えなしで行くことができます。東上線まで直通するのは普通列車が中心で、日中は1時間に1本程度の割合で走ります(平日は走らない時間帯も多いです)。
こちらも有料列車は増発されます。「TJライナー」は平日朝に1本、平日夜に1本増発します。休日の朝の上りは3本新設されます。「川越特急」も増発されます。朝の下りは平日は2本増えて4本に、休日は1本増えて3本になります。夕方以降の上りはかなり増えます。平日は11本増えて14本に、休日は6本増えて10本になります。
列車の停車駅は大きく変わります。快速急行の停車駅を志木から朝霞台に変更します。東上線の主要駅の志木ですが、急行停車駅に格下げになります。また、川越-小川町間を各駅停車にします。このことにより日中の川越市-森林公園間の本数を1時間に8本(うち2本が通過運転する快速)から6本(全て川越以北は各駅に停まります)に減らすことができます。快速の運転は取りやめます。急行は朝霞に、準急は上板橋に追加停車します。「Fライナー」は東上線内を快速急行として走ります。平日のラッシュ時や夜間の本数見直しを行います。現在、小川町-寄居間と越生線で行っているワンマン運転を森林公園-小川町間にも拡大します。一部列車がワンマンになります。
意外なのは終列車の1時間近い繰り下げ。寄居発の最終が23:11から0:08に繰り下げます。川越市到着は0:12から1:02になります。最終の繰り上げが続く中、都心に向かう上りが1時間程度繰り下がります。しかも、池袋まで行きません。なぜこんな列車を設定したのかと言えば、みなみ寄居にあるホンダの工場のシフトに対応させるためです。23:30までの勤務の人が鉄道で帰ることができるようにしているのです。
伊勢崎線系統は特急に関するもののみのダイヤ改正です。南栗橋に上下合わせて9本の特急が停まり、新宿発着の特急が一部不定期化されます。日によって2~5往復と変動するのです。「リバティりょうもう」については、5.5往復が3両編成から6両編成に変わります。名前が「りょうもう」に変わる列車もあります。
同じ3月18日には、特急料金の値上げも行います(3月18日以降に乗車する場合でも、3月17日以前に購入した場合は、現行の特急料金が適用されます)。「スペーシア」にあった、平日、土休日料金の区分が廃止され、統一されます。「THライナー」のみにあった、車内発売加算料金制度が大幅に拡大します。特急券を車内で購入した場合は、大人、子供ともに一律200円を加算します。無人駅から乗った場合は、駅に備え付けている乗降者駅証明書発行機で乗降者駅証明書を手に入れると、車内で買っても追加料金は発生しません。一部の駅では、特急列車乗車直前に、ホーム上の係員から特急券を買うことができますが、この場合でも大人、子供ともに一律200円の加算があります。
これまで、とうきょうスカイツリーから浅草まで特急を使う場合は、特急券無しで乗車することができましたが、このサービスは3月17日で終了します。3月18日以降は通常通り特急料金がかかります。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20221216095003CgiPlyiMuAYy0ETMej1V2g.pdf、https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20221216095917fhEj50UpbYla0Jp7yFG1Mg.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/124196)
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