南阿蘇鉄道にJR乗り入れ対応の新車
南阿蘇鉄道は2023年夏に全線復旧し、JRの豊肥線肥後大津まで乗り入れます。これに合わせて南阿蘇鉄道は、新車を導入します。
約30年ぶりに導入される新車はMT-4000形と言います。ディーゼルカーです。2両導入します。JR線直通乗り入れを考慮し、JR九州に対応した保安装置を搭載しました。半自動ドアシステムを採用し、車椅子スペースの確保を行いました。外国人観光客の受け入れのため、行き先表示器などが多言語対応になっています。
車両はロングシートで、観光地の路線らしくないですが、朝夕の通学需要を考えてのことかもしれません。2両編成でも運行可能なように、貫通路も整備されています。昼間、空いている時間に座れば、目の前に雄大な阿蘇の風景を見ることができるという効果もあります。
このMT-4000形の導入により、現行のMT-2000形3両のうち2両が引退します。また、2024年にはさらに2両を追加する予定です。
(追記)
南阿蘇鉄道は、7月15日に全線復旧の予定です。なお、肥後大津に乗り入れるのは2往復の予定です。
(参考:南阿蘇鉄道ホームページ https://www.mt-torokko.com/2022/12/28/5895/、タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/minamiasho-mt4000/、読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230112-OYT1T50100/、熊本日日新聞ホームページ https://kumanichi.com/articles/934373)
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