JR西日本、地元からの要望があればバス移行のための経費を試算
JR西日本には、客観的に見て、鉄道を維持することが厳しいローカル線がたくさんあります。
これらのローカル線について、JR西日本は、沿線自治体からの要望があれば、バス転換や上下分離方式に移行するため必要な経費を試算したり、望ましい運営方式などを提案したりすることを考えているようです。
ただ、これでバス転換などの交渉に応じる沿線自治体はいないでしょう。JRが維持すれば、何ら困ることはありません。赤字の負担はしなくても良いし(新幹線や大都市圏の利用者に負担させます)、鉄道は残ります。わざわざ自分で鉄道廃止の引き金を引く必要はありません。次の選挙レベルの当座のしのぎかたとしてはこれが最良です。結局、まだローカル線のありかたについての具体的な話が始まっているところはひとつもありません。
もっとも、このまま放置しておけば、使える交通手段はどんどん減っていきます。早いうちなら鉄道を残す選択を取ることができたところでも、さらに利用者が減るとバスになり、しまいにはバスすら維持できなくなります。特急や貨物が通るなど、国の幹線鉄道網の一部を成すと解釈できるようなところを除けば、余力のあるうちに議論を始めておいたほうが良いでしょう。
(参考:産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/article/20221228-BKJ6MPA3HRMWXOKQJAMUGWWGJA/)
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