JR四国が駅舎を簡素化へ
JR四国で、昔からある木造の駅舎を取り壊して、アルミ製の壁と屋根程度の簡単なものにする動きが相次いでいます。バス停の待合室レベルです。JR四国には259の駅がありますが、このうち13駅がすでに建て替えられ、61駅について自治体と協議中です。
それではなぜ、JR四国は駅舎を簡単なものにするのでしょうか? 今のままの駅舎では修繕費、定期検査代、耐震化費用のコストがかかるのです。どの駅にでも駅員がいた時代ならともかく、今は無人駅だらけです。JR四国の立場から言えば、立派な木造の駅舎を維持する必要はありません。そこで維持にかかる費用を軽減するために、駅舎を取り壊し、簡単なものにするのです。
このような動きに対して、地元自治体の中には反対するところもありますが、JR四国に駅舎を維持させる必要性がない以上、仕方がないところでしょう。駅舎を簡単なものにするのはJR四国だけでなく、他社も行っています(例1、例2)。昔からの味のある駅舎を維持してもらいたいのなら、地方自治体あたりがJR四国から駅舎を譲り受け、地方自治体で維持するのがいいのではないでしょうか? JR四国でもすでにそういう事例はあります。役所の出張所にしても良さそうです。平日の昼間限定ですが、障害者の乗り降りを役場の職員が手伝うということもできます。JRに負担を押しつけることなく、バリアフリーの向上に資することができます。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASR235CYMR21PTLC01G.html、https://digital.asahi.com/articles/ASR234TS3R1BPTLC00Z.html?iref=sp_nattop_feature_list_n)
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