玉名市、JR九州に往復割引切符を求める
2月2日、藏原玉名市長はJR九州熊本支社を訪れました。そこで藏原玉名市長は、九州新幹線博多-新玉名間の値下げを求めました。
いくらに値下げさせるのかと言えば、正規の往復運賃が7220円のところ、5140円。2000円以上安い値段で、2021年3月までJR九州が発売していた「日帰り2枚きっぷ」と同額です。インターネットでの購入を条件とするようです。
ただ、正規運賃との差額は誰が負担するのでしょうか? 玉名市が負担してくれるなら何の文句も言いません。ありがたい話です。でも、そのような話は聞こえてこないので、おそらくJR九州に負担させようとしているのでしょう。
これが熊本なら、高速バスなどライバルとの対抗上、JR九州が勝手にしてくれるかもしれません。ところが残念ながら玉名では宣伝価値があまりにも違います。また、博多の駅ビルの割引券をセットするなど、JR九州グループにメリットがあるならやってくれるかもしれませんが、玉名市が求めているのは単純な往復切符の割引ですから、そういうものではないようです。
割引切符を実現するなら、少なくともある程度は玉名市の負担が必要でしょう。玉名市への観光客を増やすため、玉名市内の商店のクーポンを付けた博多発の割引切符をつくってもいいかもしれません。
(参考:TBS NEWS DIG https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/308303?display=1)
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Comments
応分の負担は必要と思います。
残念ですが要望だけでは完全民営化後のJR九州は積極的にはならないかと思います(厳しいようですが民営化当初のやる気が感じられません)。
費用負担が将来への投資となるように地元客や旅行客が利用したくなるような環境整備も必要ですし、JR九州との協議もそれなりの人材を起用・活用して真剣に交渉すべきかと思います。
Posted by: 奏(KANADE) | 2023.03.14 09:28 AM
奏(KANADE)さん、こんばんは。
* 残念ですが要望だけでは
これが熊本なら宣伝効果を期待してJR九州が自発的にやってくれるかもしれませんが、玉名ではその価値はありません。
割引切符が欲しいのなら、玉名市がある程度お金を出さないと話にならないでしょう。
Posted by: たべちゃん | 2023.03.14 11:06 PM