「SL人吉」が夜行に
本来は肥薩線を走る「SL人吉」ですが、その肥薩線が豪雨で不通になっているので、名前はそのままで鹿児島線を走っています。SLは2024年3月に運転終了になりますが、客車がどうなるのかは分かりません。
そんな中、2月25日から26日にかけてですが、「SL人吉」の客車を使ったツアー形式の夜行列車が運行されることになりました。門司港発八代着で、かつて門司港から鹿児島線、肥薩線、吉都線経由で都城まで走っていた1121列車をイメージしています。九州の鈍行の夜行は門司港-長崎・佐世保間を1984年まで走っていた「ながさき」が有名ですが、1121列車は「ながさき」のように寝台車を連結することがなく、1972年に廃止されました。ツアーの名称も「郷愁の客車夜行『1121列車』の旅」です。なお、牽引するのは蒸気機関車ではなく、ディーゼル機関車です。
当日のダイヤは次の通りです。門司港を23:30ごろに出発し、途中、鳥栖、大牟田、熊本に停まります。鳥栖には約40分、大牟田には約1時間半、熊本には約40分停まります。鳥栖や大牟田では、ホームから列車の撮影ができます。終点八代には6:20ごろ到着します。
このツアーは1月26日から発売しているので、すでに満席になっています。そのため今から申し込むことはできませんが、参考として旅行代金を紹介します。4人ボックスシートが1ボックス当たり31800円(1~4人で利用可能)、ボックスシートの前向きが16000円(1~2人で利用可能)、ボックスシートの後ろ向きが13000円(1~2人で利用可能)です。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2023/01/25/230125_SL_1121.pdf)
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