貨物新幹線を導入するかどうかは2030年に決定
現状では旅客しか運んでいない新幹線で、貨物を運ぶ話が出ています。北海道新幹線が全線開業すると、少なくとも旅客面では在来線を維持することができないからです。
貨物新幹線ができるとすれば、それを運行するのはJR貨物になるようです。東北新幹線、北海道新幹線で走らせ、札幌に貨物ターミナルを設けることを想定しています。そのJR貨物ですが、貨物新幹線を導入するかどうか、2030年を目途に判断するようです。と言うことは、実際に貨物新幹線が走るとしてもそれより先のことになるでしょう。
また、貨物新幹線を走らせることになれば、JR東日本やJR北海道から線路を借り、新たな車両をつくらないといけません。線路を使用する交渉を行うとともに、車両開発に関しても協力を求めていくことを考えているようです。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFC189AK0Y3A110C2000000/)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
「JR貨物」カテゴリの記事
- 2025年3月ダイヤ改正発表(7)(JR四国、JR貨物)(2024.12.18)
- 新金貨物線の旅客化はバスで対応?(2024.10.12)
- 秋田港クルーズ列車、廃止か?(2024.09.30)
- 「THE ROYAL EXPRESS」は淡路島に(2024.09.12)
「整備新幹線」カテゴリの記事
- 北陸新幹線、小浜まで暫定開業?(2025.01.10)
- 北海道新幹線全線開業は2038年度か?(2024.12.28)
Comments
物流の骨格は国が主導すべきことかと思います。
貨物新幹線が実現するまでは現行の在来線をいかに活かしていくかが大切かと思います。
旅客には不向きでも貨物には使える区間はこれからも出てくるでしょう(函館線のように)。
鉄道貨物はローカルではなく、国富にもつながる大切なインフラだと思います。
Posted by: ローラ | 2023.02.12 12:14 AM
ローラさん、おはようございます。
* 貨物新幹線が実現するまでは現行の在来線を
貨物列車の本数が少なく、しかも末端であれば、トラックで代行させるという方法はありますが、函館線ではその方法は使えません。
貨物新幹線が実用化するまでは、貨物専用線として維持するのが適当でしょう。
Posted by: たべちゃん | 2023.02.12 08:51 AM
貨物新幹線が実現しても、現在の貨物列車を廃止して代替するものにはならないでしょう。
貨物列車が新幹線を走るには、重量制限があること、旅客列車と速度差があることを考慮すれば、一部の軽量貨物や小型品等に限られる。
農産品等は、高速輸送の必要性も少なく、従来の貨物列車で運ばれると思われる。
結局、貨物新幹線を検討したけど、代替困難で、在来線を残さざるを得ないということになりそうです。
Posted by: かにうさぎ | 2023.02.16 09:59 PM
かにうさぎさん、こんばんは。
* 貨物列車が新幹線を走るには、重量制限があること、
以前の記事でも書きましたが、新幹線貨物列車はコンテナではないので、今の貨物列車のように重量物を運ぶことは無理かもしれません。
となると、特に青函トンネルや函館線で、貨物専用となる在来線をどうやって維持するかが問題となります。
Posted by: たべちゃん | 2023.02.16 10:24 PM