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和田岬線の103系、引退

 かつては首都圏や関西圏を中心に走っていた103系ですが、新型車両の導入により数を減らしています。今残っているのは、JR西日本とJR九州のみです。

 その103系が走る数少ない線区のひとつが和田岬線。2001年の電化から走り続けてきました。ところが、その和田岬線の103系が、この3月18日のダイヤ改正で引退します。

 最終運行は3月18日に行う予定です。ダイヤ改正の初日ですが、距離が短いため新しい車両に置き換えても、所要時間が大幅に短縮するということはありません。和田岬線は沿線の工場への通勤路線ですが、最終運行を行う3月18日は土曜日なので、通勤客が迷惑にならない、ということを考えて決めたのでしょうか? 鉄道ファンによる混雑を防ぐため、最終列車の時刻については公表しません。ただ、3月18日の9:40ごろから兵庫の和田岬線ホームにおいて出発式を行います。このとき出発する列車は最終列車ではないことが明言されていますので、最終列車はそれよりも後ということになります。

 すでに奈良線からも103系が消えているので、ダイヤ改正後も103系が走るのは、加古川線、播但線、筑肥線。加古川線や播但線は投入時に大幅な改造をしていますし、筑肥線は103系の最末期なので、首都圏や関西圏で走っていた103系と比べるといろいろ違うところもあります。オリジナルに近い、スカイブルーの6両編成の車両が走るのはこれが最後です。

(追記)
 3月11日の午後から3月13日の午前まで、和田岬線の運用を変更し、103系での運転を行いません。

 不測の事態を防ぐためでしょう。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230227_00_press_skyblue.pdf、https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230309_00_press_wada.pdf)

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