五新線が一般開放へ
国鉄には、五条と新宮とを結ぶ鉄道をつくる計画がありました。紀伊半島を縦断する、五新線という鉄道です。五条に近い一部の区間は建設が行われましたが、完成には至らず、一部できた区間の路盤を専用道にして、国鉄バスを走らせることになりました。当時は並行して走る国道より距離が短く線形が良いため、国道のバスより速かったようです。その後2002年に西日本ジェイアールバスは撤退し、奈良交通が引き継ぎますが、専用道上のトンネルに落盤の危険性があったことから、2014年に専用道でのバス運行は廃止されました。
その後、専用道は基本的には使われないままとなっていましたが、一部区間(賀名生-城戸間)が一般開放されることになりました。4月1日には記念イベントが行われます。「五新鉄道トレインパーク」です。当日はミニ列車を走らせ、弁当等の販売があります。会場と駐車場の間は離れていますが、その区間を結ぶシャトルバスに、国鉄バス風のバスが走るようです。
「五新鉄道トレインパーク」は1回だけのイベントではありません。月2回程度、行うようです。将来的には専用道跡にバスを走らせる計画もあるようです。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/124962)
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