錦川鉄道、廃止か?
岩国と錦町とを結ぶ錦川鉄道。元国鉄岩日線を転換してつくられた第三セクター鉄道です。合併が進み、岩国市内のみを走る鉄道となりました。
この錦川鉄道ですが、2017年度以降毎年1億円前後の赤字が続いているので、岩国市は廃止を含めて今後のありかたを検討していきます。2023年度から、コンサルタント会社に委託して利用状況の分析を行い、地域交通に詳しい大学教授や錦川鉄道などに意見を聞き、2024年度に複数の選択肢をまとめます。財政支援による存続、上下分離、廃止などいくつかの選択肢があるようで、2025年度以降に方針を決定します。
JRなら、どんなに利用者が少なくても(たとえバスが成り立たないような需要でも)、負担をJRに押しつけることができますが、第三セクターなら自分たちで解決しなければなりません。ある程度の負担をして鉄道を維持するか、それとも見切りを付けて利便性は低下するものの低コストの交通手段に変えるかです。厳しいですが、これが本来のローカル線の現状でしょう。もっとも、利用状況の分析をコンサルタント会社に委託する必要があるかどうかは疑わしいですが。
(参考:中国新聞ホームページ https://nordot.app/998359528795209728?c=648454265403114593)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
「中四国・九州私鉄」カテゴリの記事
- 南阿蘇鉄道全線運転再開後のダイヤ(2023.06.07)
- 熊本市交通局、5月13日から休日に増便のダイヤ改正(2023.05.07)
- 智頭急行、「智頭線普通列車1日乗車券」を5月1日から発売(2023.04.30)
Comments