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台湾新幹線にN700S

 台湾新幹線は2007年に開業しました。車両は日本のシステムを使っているので、700系をベースにした700Tというものを走らせています。

 ただ、台湾新幹線は利用者が増加し、今保有している車両だけでは足らなくなりました。台湾新幹線を運営している台湾高鐵は、2019年から車両の増備を考えていましたが、なかなか価格交渉がまとまりませんでした。台湾新幹線は日本の新幹線をそのままコピーしたものではなく、世界のいろいろな高速鉄道の要素を取り入れています。その中で台湾向けの仕様にすると、ロットが小さいので、どうしても割高になってしまうのです。今走っている700系は古すぎるので、それを増備することもできません。

 結局、増備する車両はJR東海の最新型車両、N700Sをベースにしたものとなりました。12両編成を12本導入し、価格は1240億円となります。早ければ2027年に増備された車両の運転を開始します。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230315-OYT1T50309/、東洋経済ONLINE https://toyokeizai.net/articles/-/663455)

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