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米坂線の復旧には5年、86億円

 米坂線は2022年8月の大雨で鉄橋が崩落するなどの大きな被害を受けました。今でも米沢-今泉間を除いては不通となっていて、バスによる代行運転となっています。

 この米坂線を復旧させるためには、いくらかかるのでしょうか? JR東日本の試算では約86億円になります。また、復旧工事には約5年かかります。

 しかし、運休している区間の需要は極めて少ないです。新型コロナウイルスの影響がほとんどない2019年度でも、今泉-小国間の輸送密度は298人、小国-坂町間は169人です。鉄道でないと運ぶことができない需要ではありません。これほど需要が少ない路線をJR東日本が大金をかけて復旧させる必要性はありません。JR東日本は沿線自治体などとの間で、路線の存続を含む協議をしたいとのことです。

 正直言って、今も列車が走っていて、比較的利用者のある区間のみを第三セクター化して、後はバスにするのが妥当なところでしょう。
(参考:NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20230425/1030024924.html、JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/rosen_avr/pdf/2016-2020.pdf)

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