「FUKURAM」故障中で復旧は8月以降
福井鉄道のLRV車両、「FUKURAM」。4編成ありますが、一番最後につくられた桜色の車両が故障中です。
故障したのは、2022年12月のこと。西鯖江での架線トラブルで、「FUKURAM」のほかの車両のパンタグラフが故障しました。そこで、以前からドアの故障で運用を外れていた桜色の車両からパンタグラフを外し、それを取り付けて復旧させました。パンタグラフを取られた桜色のほうはそのまま動くことができないようになっています。
ここでネックになるのは、「FUKURAM」が外国製であること。ドイツから部品が入ってこないと再稼働させることができません。故障したパンタグラフは現在つくっていなくて、在庫もありません。再びドイツでつくって取り付けるので、復旧は早くとも8月以降になるようです。国産なら、そういうことはなかったのです。
「FUKURAM」が4編成だけで、後は「FUKURAM Liner」になったのは、その問題を解決する意味があるのかもしれません。「FUKURAM Liner」は国産です。
(参考:福井新聞ホームページ https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1779496)
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Comments
なぜドイツから輸入しようと考えたのでしょうか。
そこに問題の原点があると思います。
湿度、気候の違う日本ですから部品の経年劣化は全然違うと思います。10年程度で廃車し、買い替えるくらいの経済的な余裕がないとあまりおすすめはできません。
故障しても国産車両ように部品交換ですらすぐに対応ができないのも輸入車両の問題だと思います。
日本メーカー・国は当時何をしていたのでしょうか。
日本の鉄道車両は快適で長寿命で壊れにくいのは確かです(これまでの車両たちがそれを示しています)。
しかし、当時受注するだけの技術が無かったのならそれはそれで問題だったと思います。
日本メーカーは技術革新の努力を続け、国はメーカーの後押しをし、今後の受注につなげてほしいと思います。
Posted by: ローラ | 2023.06.01 07:37 AM
ローラさん、こんばんは。
* なぜドイツから輸入しようと考えたのでしょうか。
適切なのがあれば、純国産で対応しています。低床の路面電車に関するノウハウに乏しかったので、その当時としてはやむを得ない選択でしょう。
Posted by: たべちゃん | 2023.06.01 10:22 PM