錦糸卵のない「かしわめし」
鳥栖に「かしわめし」という有名駅弁があります。かしわめしの駅弁は全国各地で売られていますが、鳥栖の「かしわめし」は1913年に発売を開始し、110年の歴史を誇ります。日本で最初のかしわめしの駅弁は、ここ鳥栖のもののようです。
「かしわめし」には鶏肉のほか、欠かせないものがあります。卵です。錦糸卵が敷き詰められています。ところが、鳥インフルエンザの影響で、卵の生産は不安定になり、錦糸卵や卵焼きを納入しているメーカーから卵の使用量の減少を求められました。そこで、卵の納入量が大幅に減ったときに備えてつくったのが、錦糸卵の代わりにコーンを入れた「かしわめし」です。コーンは、醤油、みりん、砂糖で薄く味付けをしたものを入れています。
この錦糸卵のない「かしわめし」は鳥栖、新鳥栖と本社で4月8日から発売しています。通常の錦糸卵の入った「かしわめし」も引き続き販売しています。値段は通常の「かしわめし」と同じ740円です。
(参考:朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASR4D71KRR4CTTHB004.html)
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