ワンマンを始めた知多新線と常滑の電気バスに乗ってきました
今日(5月5日)のことですが、3月18日のダイヤ改正でワンマン運転を始めた知多新線と常滑の電気コミュニティバスに乗ってきました。
これまで河和線の特急、急行は半々の割合で河和と内海に行っていたのだが、今回のダイヤ改正で早朝や深夜の一部を除いて河和発着に統一され、内海へは分岐駅の富貴での乗り換えになった。急行から乗り換えたのだが、知多新線に乗り換える人がそこそこいた。
続いて河和行きの特急がやって来て、同じように乗り換える人を下ろしていく。その後、内海方面から知多新線の列車がやって来た。4両編成でしかも新型の9500系。ワンマン対応になっているとは言え、4両編成の新しい車両が使われるとは意外だ。2両編成の比較的古いのをワンマンに使うと思っていたから。16:04に内海行きは出発した。そこそこ乗っていて、末端のローカル線とは思えない。知多新線は単線だが、複線化できるようになっていた。ただ、想定のようには利用者は増えず、単線のままとなっている。5分ほど走って、次の駅の上野間で降りる。向かいのレールが錆び付いていると思ったら、3月18日のダイヤ改正で使用を停止していた。上野間はすれ違いのできない駅になっていたのだ。基本的には30分間隔なので、交換設備はそれほど要らないのだろう。
知多新線はその名の通り、後になってできた路線なので、駅前に商店街というものはない。あるのはバスロータリーだけで、バス停のポールが1本、寂しく立っている。この寂しい上野間から乗るのが、常滑市のコミュニティバス、「グルーン」。上野間は美浜町にあるが、市町の境は上野間のすぐ近くにあるので、上野間まで常滑市のバスが乗り入れているのだ。バスは電気バス、コミュニティバスらしく小柄なバスだが、見慣れないメーカーだ。どうやらBYDという中国のメーカーのバスだ。BYDの電気バスは国内でも走っているが、気になるところもある。性能とかそういう話ではない。これから電気自動車が主役になるのなら、日本でも研究を重ねて、どんどん国産の電気自動車を投入していかなければならないのだ。ガソリンが高いのは逆にチャンスであり、次の選挙だけを気にしてガソリンに補助金をつけて安くする暇があったら、電気自動車の普及にお金をつぎ込んだほうが良い。ガソリン車と同じように日本車が当たり前の状態にしなければならないのだ。ガソリン車でも、さらに燃費の良い車を開発するきっかけになるだろう。話を元に戻す。バスは私を含めて乗るのが目的と思われる3人と、直前に乗り込んできた3人の合わせて6人で発車。
電気バスは時折モーターの音がするものの、ディーゼルバスに比べると静か。行楽帰りなのか、国道は渋滞していたが、脇の旧道に入るとそのようなことはなく、スムーズに走る。意外なのは、乗客の数。途中までは動きがなかったが、だんだん増えていく。ついには立つ人まで出てきて、乗客の数は14人にまでなった。バスの本数も割合多いが(途中からは武豊からの便もあるので、1時間に1本ほどになる)、やはり一番利いているのは、無料ということだろうか? そう言えば、バスは「貸切」と書かれている。整理券の発行機はあるが、運賃箱はない。常滑競艇の観客輸送という名目で走らせているようで、そのためお金は要らないのだ。元々常滑から上野間までバスで行くと590円かかっていたのだが、これが0円になるとは大きい。地元の人にとっても気軽に乗ることができるだろう。それで公共交通の利用の拡大につながるなら喜ばしい話だ。
(参考:JTB時刻表 2022年10月号)
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